今年、当社は創業70周年、上場60周年という節目になりますので、過去最高益の更新と来期の大きな目標達成の土台作りの年としたいと考えています。
営業利益予想は800億円としましたが、かなり保守的と言ってよいかと思います。ご記憶にある方もいらっしゃるかと思いますが、前期の期初予想は各部門が積み上げてきた数字と、本来あるべき実力値にストレスをかけた数字として500億円から600億円のレンジとしていました。そのときの実力値というのは、前々期の実績586億円に、新型コロナウイルスによる影響90億円、タイ退職給付54億円、為替影響87億円といった一時的な数字を戻したものとして、約810億円としていました。
そこから一年が経ち、後ほど詳しくご説明しますいろいろな花が咲き始めた結果、今期の実力値は当然これ以上となっていて、1,000億円が身についたと言ってよいと思っています。
前期の売上高は9,884億円と、1兆円にわずか数日分の売上だけ届きませんでした。大変悔しい結果となりましたが、3度目の挑戦として、今期こそは1兆円を達成したいと思っています。