次に、ミツミ事業セグメントについてご説明します。
2021年3月期の売上高は3,610億円となり、前期比で23.5%の増加となりました。世界的な外出抑制による需要増を受けて増収となった機構部品に加え、エイブリックの新規連結を含む好調なアナログ半導体などにより増収となりました。
営業利益は198億円、営業利益率は5.5%となりました。
前期比では、営業利益は5.9%増、営業利益率で0.9ポイント低下となりました。アナログ半導体および機構部品、電源は増益となりましたが、その他事業は減益となりました。
なお、第4四半期に計上したエイブリックのPPA約21億円、中国の大手顧客向け光デバイスの在庫、金型等の処理に伴う費用約19億円、計約40億円の一時的な費用の影響を除いた場合、営業利益は27%増、営業利益率で0.2ポイントの上昇となりました。
2022年3月期は、主に光デバイスによる売上増を見込んでいるものの、機構部品について保守的な見方をしていることなどにより、2021年3月期並みの売上高を見込んでいます。
なお、ミツミ事業セグメントにおける事業移管は、後ほどご説明しますが、2022年3月期の売上高でネットで約195億円減少の影響があります。