説明要旨

更新日: 2012年2月16日

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2012年3月期 第3四半期決算・新中期事業計画説明会(2012年2月3日)

まず私から第3四半期の業績につき何点かコメントさせて頂きたいと思います。

昨年11月に業績予想の修正を発表しましたが、再度の修正と言う事で私共が反省しなければならなかったことです。タイであれだけの大洪水が起きた訳ですから、投資家の皆様にどれ位の規模で業績への影響が生じそうか、おおよその数値を取り急ぎ公表するのが必要だと思いました。実際には、防水提を作る為に工場が長い期間操業を停止や調整を余儀なくされたことや、従業員が通勤できなかったこと、またサプライチェーンの分断が想定を超える期間で起こったことなど、生産活動にかなりの影響が出たのは事実であります。予想を越えたという事については我々の至らなさを皆様にお話しなければならないと思います。しかし、これはすでに終わった、あるいはもうすぐ終わりつつあるものです。1~3月には一時的な悪影響は解消され、通常の生産活動に戻ってくると思います。

また、個別製品については、HDDスピンドルモーターの部品工場であるナワナコン工場とロジャナ工場が被災しました。ナワナコン工場は2月頃から急激に立ち上がってくると予想しています。ロジャナ工場は4月初め頃と予想しています。両工場が完全に元に戻るのは6月を超えると予想しています。1月にタイでウエスタン・デジタル社のコイン社長と会いましたが、彼はHDD市場全体での生産数量が洪水前の水準まで戻るには9月頃までかかると言っていました。その中で、我々に現在課せられた課題は、出来るだけ早期の生産回復に努めることです。被災した機械・設備は全て新しく更新しますので、生産効率が上がります。また、この機会に工場のレイアウトや生産方式をゼロから見直しております。第1四半期の終わりから第2四半期にかけてその効果が出てくると思っています。

また、HDD用ピボットアッセンブリーについては、タイ大洪水によって業界全体で見て生産能力が傷ついていますので、我々がトップメーカーとして供給責任を果たしていかなくてはなりません。予定通り4月から月産5,000万個体制を組む準備が進んでいます。大きな設備投資等は行わずに、生産効率改善等を含めて月産5,000万個体制に持っていきます。直近の販売数量は月3,500万個を少し超え、史上最高となっています。今月、来月と販売数量が増加して、来月は4,000万個を超えると思っています。

LEDバックライトについては、蘇州工場でタブレットPC向けが2月に入りお客様から増産指示がかかり、今月は55万台の出荷見込みとなっていますが、今後は更に増加します。また1月後半から2月にロッブリ工場の設備増強が進行して、その後、新型スマートフォン向けLEDバックライトの生産が始まります。今期のLEDバックライトの立ち上がりは遅れてしまいましたが、やっと2月から増産が本格化し、来期は大きく拡大していくと思います。

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