次に、各事業セグメントの状況について、まず機械加工品セグメントについてご説明いたします。
左側のグラフが年間の売上高の推移を、右側のグラフは棒グラフが営業利益、折れ線グラフが営業利益率を表しています。
売上高は、2022年3月期は1,775億円、前期と比べて12.7%の増加となりました。
ボールベアリングの売上高は1,280億円、前期比で17.3%の増加となりました。ベアリングの販売数量は月平均2億3,800万個と前期に比べ14.2%増加となりました。用途別では、データセンター向け、自動車向けを中心に全般的に増加となりました。
ロッドエンド・ファスナーの売上高は270億円となり、前期比で3.1%の減少でした。
ピボットアッセンブリーは225億円となり、前期比で9.8%の増加でした。なお、当社シェアは80%超を維持しており、安定的に収益に貢献しています。
営業利益ですが、2022年3月期は457億円、営業利益率は25.8%となりました。これは、前期比で営業利益は46.4%の増加、営業利益率では6.0ポイントの上昇となります。製品別では、ボールベアリング、ロッドエンド・ファスナー、およびピボットアッセンブリーのすべてで増益となりました。
2023年3月期については、ボールベアリングは、自動車向け、サーバー向けを中心とした幅広い用途において、引き続き需要の増加および生産能力の増強に伴う販売増を見込んでいます。ロッドエンド・ファスナーを含む航空機向けビジネスは、下半期からの回復を見込んでいます。ピボットアッセンブリーはHDD市場の縮小に伴う需要減少を見込んでいます。