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2016年3月期 決算説明会(2016年5月10日)
私がもっとも興奮しているのはこの3番目です。今よく見ていただくとこの画像のところで動いているのが、肝臓、脾臓、胸です。寝ているときも息を吸うわけですが、人間の臓器の中で一番大きな臓器と言われている肝臓が動いています。こういう動きを当社のロードセンサーを使ってデータを取ることによって、離床しているかいないのか、体の動きはどうなっているのか、寝返りは何回打ったのか、どのような呼吸をしているのか、心拍はどうなのかというところまでデータが取れるようになってきました。これは学術的類推と言っていますが、おそらく臓器の動きを結果的にセンシングしているのだろうと思っていまして、千葉大医学部では既に臨床実験が始まりました。臨床実験は千葉大だけでなく、いろいろなところで展開していきます。こういうデータが取れると、ゆくゆくは生体モニタリングシステムとして、数少ない人手で、何人もの患者さん達を診ることができます。たとえば左下のような夜間の生体情報収集ですが、千葉大の磯野教授によりますと、実は人が病院で亡くなるのはICUにいるときではなくて、ICUから出たときらしいのです。つまりICUにいるときは24時間体制ですべてが見守られていますが、そこを出ると見守りレベルが一気に下がるらしいのです。例えばここで使っているようなモニターは数百万円するのが当たり前らしいのですが、そこを我々の廉価で精密なセンシングテクノロジーでカバーしていきたいと思っています。
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