説明要旨
更新日: 2013年11月19日
2014年3月期 第2四半期決算説明会(2013年11月1日)
これまでの積極的投資が、現在非常にいい結果となって表れ、以前から取ってきたアクションが成果を上げています。これから世界経済は堅実な成長が見込めるという前提に立つと、2年後の成長戦略を我々も考えなくてはならない段階です。日本政府の3本の矢ではありませんが、5本の矢という戦略を社内で発表しました。
まず一番目はボールベアリングです。今年の1月に、月次外部販売数量1億5,000万個という目標を掲げました。当時は厳しい事業環境の中でしたので、達成に正直半信半疑だった社員もおりましたが、既に単月で1億4,300万個は達成されています。新興国を含め、生活水準が上がるとボールベアリングは必ず必要になります。エアコン、掃除機、ATMなどの製品は東南アジア、インド、中国のような新興国がさらに豊かになると、需要が一段と拡大します。このチャンスを逃すことなく、目を皿にして新しい需要を掴んでいきます。これがベアリングの月平均外部販売数量1億5,000万個という目標です。今期は平均1億3,000万個強ですので約2,000万個平均増やしていきます。一方で、内部販売の大半を占めるHDD用ピボットアッセンブリー向けは足元では堅調ですが、ハードディスク市場は徐々に縮小していくリスクがあり、将来のためも考えてボールベアリングの外販数量拡大に注力していきます。
次に複合製品。複合部品の開発と拡販を目的に東京研究開発センターをオープンしました。
私が社長になった時にミネベアには多様な技術があり、これらの技術を複合してお客様にソリューションとして提供するという目的でElectro Mechanics Solutions®を日本で商標登録していますが、これを加速いたします。
3本目の矢は照明器具です。実は今、私を照らしている頭上のライトにはモーターが入っており、動いたり、首を振ったりします。照明器具にはこれから積極的に注力いたします。
ミネベアの計測機器事業にはロードセルがあります。これはひずみゲージといって、電気的にひずんだものを感知し、重さを量る製品です。年間売上は100億円前後で推移していますが、これを倍増します。これからはセンサーの時代が来る。まさにこの技術は将来大化けすると確信しています。
航空機部品事業の売上、収益拡大。これは私のチャレンジです。この事業は軽井沢、タイ、イギリス、アメリカがそれぞれの拠点で事業を行なっていますが、これからは私がリーダーシップを取りシナジーを最大限に発揮していきます。
これらを5本の矢と称し、グローバルに社内での浸透を図り、2年ないし3年という期間をにらんだ投資戦略としたいと考えています。
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