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2024年3月期 第1四半期決算説明電話会議(2023年8月4日)
モーター・ライティング&センシング(MLS)です。
このカテゴリーにあるビジネスの中で、一番どうするかと考えていたのがバックライトでした。バックライトは、一時は本当に当社の稼ぎ頭で、ミツミと経営統合する前に出した600億円の営業利益の立役者でした。しかし、有機ELが台頭し、今はLEDバックライトは廉価版にしか使われてないということで、ビジネスボリュームがかなり減りました。したがいまして、LEDバックライトでバンワ工場をフル活用していたものの、バックライトが減った時にこの工場をどう活用しようかという小さな経営課題が私の頭の中にありました。今回、詳しいことは申し上げられませんが、高級車用途で7年累計約1,000億円のプロジェクトを受注しました。他の高級車も受注できるだろうと思います。課題だったバンワ工場も、このように車載用製品で充足できる目処が立ちました。今後バックライトの生産が増えていくと、工場をさらに建設する必要があるという状況にもなっています。ただし、車のビジネスであり、今の商談も25年モデルからになります。
モーター全般は好調です。2023年から26年にかけて1,000億円のモーターの需要増加を見込んでいます。そのうちの7割は車関係です。最大の問題はHDDであり、HDD用モーターはマージンが高いものの、現在は稼働が落ちています。ただし、HDDだけが問題になっているのではなく、メモリーやフラッシュも同様ですので、景気循環と考え、その回復を注視します。
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