貝沼です。
それでは私から、本日のポイントについてご説明します。
私からのメッセージは、この「全体」に記載・集約されています。
一つ目は、営業利益はガイダンス通りの着地ということです。ただ、データセンターの落ち込みが続いており、足踏みの要因となっています。しかしながら、回復は間違いなく時間の問題だと考えていますので、中長期の事業計画に変更はありません。
産業としては、携帯端末、産業機械、半導体、エアコン、OA等の幅広い分野でスローダウンが起こっています。データセンター関連では、付加価値の高い製品、例えばベアリング、HDD(ハードディスクドライブ)用モーターとピボットアッセンブリー、ファンモーターがあります。よって、営業利益は前期と比較すると低下します。ただし、これは一過性の景気変動と理解しており、恐らくあまり気にする必要はありません。むしろ、問題はマーケットの回復時期です。例えば、エアコンは今非常に売れていますが、現在は在庫調整局面にあります。11月、12月からまた作り始める段階には、在庫を積んでいきます。少し時間が必要です。市場全般は世界経済に影響され、スローダウンする分だけ稼働損でコストが高くなります。将来的には間違いなく回復し、事業は計画通りに拡大するという見通しを持っています。
本日、皆様にご報告したいのは、アクセスソリューションズで今期の営業利益100億円が見えてきたということです。かなり改善が進んでいます。自動車の生産台数はピーク比で80%程度に減っているものの、40-50%減少した時期と比較すれば回復傾向にあり、今後も回復基調を辿るという見通しを持っています。アクセスソリューションズは、コロナをはじめ長いトンネルからやっと抜け出しそうだということ、これが今回のトピックスです。