説明要旨
更新日: 2022年2月15日
2022年3月期 第3四半期決算説明電話会議(2022年2月4日)
- 表紙
- 3Q連結業績サマリー
- 売上高、営業利益、営業利益率
- 3Q実績 11月時点業績予想からの差異
- 機械加工品事業セグメント
- 電子機器事業セグメント
- ミツミ事業セグメント
- ユーシン事業セグメント
- 親会社の所有者に帰属する四半期利益
- 棚卸資産
- ネット有利子負債、フリーキャッシュフロー
- 業績予想
- セグメント別業績予想
- 本日のポイント
- 開発体制の強化① 100周年(2051年)への布石
- 開発体制の強化② 社会的課題解決としての開発
- 開発体制の強化③-1 だから東京新拠点の設立
- 開発体制の強化③-2 東京新拠点の補足情報
- 開発体制の強化④ 関西新拠点(ORDC)の設立
- 来期のイメージ(営業利益1,000億円を超えていく)
- 将来の予測に関する記述
- 参考資料
最後のスライドは来期のイメージになります。
おかげさまで最高益を更新しましたが、実はかなりの逆風が吹いていました。ご案内の通り、半導体不足とそれをきっかけとした自動車市場の低迷、原材料価格の高騰、それからコロナによるサプライチェーンの分断、旅客の低迷による航空機業界での生産減速などがありました。しかし、私はかなりの確率でこれらは解消していくと思っています。営業利益1,000億円を超えていく、というところに「軽く」とは書いてありませんが、私はいい感じで超えていくのではないかと思います。
ベアリングは8月に月産3億4,500万個体制になります。自動車市場も回復してくるでしょう。航空機は下半期から戻ってくるという予想ですが、だいたい70%ぐらい戻るとみていますので、機械加工品の営業利益は今年の見込みである465億円に対して、戻り方にもよりますが530億円もしくはそれ以上になると見ています。
モーターは、一般モーター・小型精密モーターのところで自動車向けがかなり下振れました。半導体が足りないということで、トイレも給湯器もカメラも、いろいろな用途向けの販売が影響を受けました。来期に半導体の供給とサプライチェーンが戻れば、在庫も積まなければいけないなかで、モーターの需要もかなり戻ってくるとみています。
半導体はおかげさまでFY24で売上が1,000億円は超えるという話が出てまいりました。これは我々の最初の計画よりも1年前倒しになります。今は特急で滋賀工場を立ち上げていて、その効果がだんだんでてきます。また、エイブリックも千歳の旧ミツミもその強靭化投資をしていますので、売上が伸びてまいります。12月は少し受注が緩みましたが、1月からは着実に戻ってきていて、半年ほどの受注残がある状況ですので、来期は間違いなく繁忙で、10%くらいの成長を見込んでいます。
OISは、セブでスペースの問題があって工場を検討したこともありましたが、セブ工場から車で一時間半くらいのところにある3万平米の建屋を借りて、ここで生産することを決めました。
売上は今年度比で1.3倍としていますが、これは最低ラインですのでもう少し伸びるのではないかと考えています。
ユーシンについては「この程度か」と言われるかもしれませんが、ここはほぼ100%自動車のビジネスです。この9月以降も「作るぞ」「止めた」の繰り返しで、安定して物が作れない状況に陥っています。ですが、いろいろなポートフォリオの中ではいつも全部がよいわけではなくて、「悪いものはいいものでカバーする、悪いものは次に良くなる」という意味で、来期はこのアクセス製品すなわちユーシンの利益も増えてくると思っていますので、楽しみにしていただきたいと思います。
このように見てまいりますと、来年の我々の成長はかなりしっかりしたものになっていくだろうと思います。具体的な数字の説明は5月にさせていただきますが、ちょっと早いですが皆様にイメージを差し上げました。
私からのポイントの説明は以上です、ありがとうございました。
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