説明要旨

更新日: 2018年12月14日

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2019年3月期 第2四半期決算説明会(2018年11月7日)

ボールベアリングは、先月は自動車向けで過去最高の6,000万個を売り上げました。年率に換算しますと、約11%の伸びを示しております。また、来期もそれ以上に伸びると報告を受けておりまして、この背景は水、オイル、エアなど様々なポンプが全て電動化するということで、自動車は電動化が進めば進むほど、高品質で耐久性のあるボールベアリングが必要になります。このような大きな需要の盛り上がりに対応できる生産能力を有しているのが私どもだけだということです。また、一部製品での価格改定につきましても、先月の事例では、おかげさまで2円ほど平均売価が上がっております。
冷却ファンについては、5GやADASなどこれから基地局のインフラ整備がますます進んでいきますので、当然冷却ファンが必要となります。これは24時間、365日、決して故障することなく回り続ける高品質なファンが必要になってくるわけで、そこには非常に耐久性の高いボールベアリングが求められます。こちらも、年率で二桁パーセント伸びると予想しています。
また、現在高効率の掃除機が爆発的なブームになってきまして、某有名海外メーカーによる「吸引力のすごい掃除機」がありますが、これに右に倣えということで、日本だけではなく中国のお客様のでも高回転のベアリングのご要求が増えてきております。こちらは20%増となっています。
したがいまして、ボールベアリングは総じて全く心配をしていないということで、現在生産と販売のバランスという意味では生産が少し多くなっていますが、1億円かかっておりましたエア代もようやく6,000万円まできました。さらに、2,000万円程度まで削減していき、とにかく適正な在庫を持とうと考えております。
一方で、どうしてもボールベアリングの方にばかり目が行ってしまいますが、実はすばらしいパフォーマンスを上げておりますのが、ロッドエンド・ファスナー事業です。既に何度かご説明申し上げましたが、ミツミ事業でおこなった手法をボールベアリングに当てはめたらどうなのかということで、実績として生産性の改善により月当たり3,500万個の増産に成功しました。さらに1,500万個分の増産投資により、月産2億5,000万個を3億個に引き上げました。これを今度はロッドエンドでやってみようということになりましたが、先月は軽井沢工場も過去最高の出荷となり、着実によくなってきました。さらにファスナーも完全に黒字化が定着したということで、昨年は今期に約8億円程度の利益のスイングがあると申し上げましたが、それ以上のスイングがファスナーで期待できております。
また、C&AとMach Aeroも好調で、米国のロッドエンド関係は非常に順調です。理由の一つとして、現在ちょうど長期計画の切りかえ時期にあたり、お客様と価格のご相談をしております。したがって、この傾向はすぐ終わってしまうのではなく、価格を上げた形で長期契約がこれから続きますので、機械加工品として今期500億円と言っていますが、先月の月次ベースを年換算すると550億円くらいのところまで来ています。来期も引き続き、10%の成長が期待できる、というのがこの機械加工品の現状です。

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