地域社会・国際社会とのかかわり  過去掲載分(2011年)

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基本的な考え方

ミネベアグループはグローバルに事業を展開する企業として、地域社会との十分なコミュニケーションにより、健全なパートナーシップを構築していくことが重要であると考えています。地域に根差した企業であるために、地域のニーズに合った社会貢献活動を実施しています。

国際社会への貢献

タイ投資委員会(BOI)の名誉投資顧問の任命

ミネベアグループは1982年のアユタヤ工場設立から、タイへの投資に積極的に取り組んでいます。このことから、2010年6月に社長執行役員である貝沼が名誉投資顧問としてタイ投資委員会より任命を受けました。

※タイ国内への投資奨励を担当する政府機関

北米での取り組み

「フードドライブ」への参加

画像:寄贈した食料品

寄贈した食料品

アメリカのチャッツワース工場では、年に一度、地域の救済プログラム「フードドライブ」に参加しています。このプログラムは、生活保護が必要な家族に対して食料支援をするものです。チャッツワース工場では、従業員により3,912ポンド(約1,780kg)の保存可能な食料を寄贈しました。

「フードドライブ」を取りまとめているフードコーディネーターからは空になっていた食料庫が、再び埋まるほどの寄贈に大変感謝されています。

中国での取り組み

従業員による福祉施設訪問

画像:活動に参加した従業員

活動に参加した従業員

中国の珠海工場では、従業員ボランティアにより、老人施設のお年寄りや、福祉施設の子どもたちに対する支援物資の寄贈など、さまざまな地域活動を行っています。

お年寄りに対しては、従業員が出向いて月餅(中国のお菓子)や生活用品を寄贈し、お年寄りとの会話を通じて親交を深めています。また、福祉施設の子どもたちに対しては、月餅や学用品、生活用品の寄贈、子どもたちと一緒に歌を歌うレクリエーションなどを行いました。

欧州での取り組み

学生への就業体験支援

画像:就業体験の様子

就業体験の様子

イギリスのリンカーン工場では、地域に根差した活動として、また若い世代に当社の事業や技術を理解してもらうことを目的として、16~18歳の学生に対して、就業体験プログラムを実施しています。2~6週間のこのプログラムでは、学生たちは健康面や安全面での研修を事前に受けてから、工場内の一連の業務プロセスや、品質、環境、地域社会などさまざまな責任について学びます。

また、プログラムを通じて学生たちに製造業に興味を持ってもらうだけでなく、最新鋭の機械にも積極的に触れてもらうことで、製造業におけるI Tスキルの必要性を伝えています。

地域の学生への就業体験を支援して

画像:NMB-Minebea UK Ltd. Head of HR Pam Howes 地元の学生の就業体験を支援することは、学生に教育機会を提供するだけでなく、将来ミネベアの仲間として迎え入れ、戦力となっていただく可能性もあり、双方にとって意義のある取り組みであると思っています。また学生の両親をはじめとした地域住民にも当社への理解が深まる貴重な機会になっており、今後も継続して就業体験を支援していきたいと考えています。

タイでの取り組み

小学校の設備改善

画像:コンクリートやレンガを敷いた後の校庭

コンクリートやレンガを敷いた後の校庭

タイのバンパイン工場では、近隣の小学校に対して、設備改善を支援する取り組みを行っています。雨の多いタイでは校庭がぬかるんで使えなくなることが多く困っていたことから、従業員のアイデアにより、校庭の一部にコンクリートやレンガを敷いて、ベンチなどを設置する支援を行いました。これにより、雨上がりにも子どもたちの遊び場として利用できるほか、父兄がミーティングを行うなど多目的に利用されています。

地域社会への貢献

北海道大学フォーミュラチーム活動支援

画像:フォーミュラカー試運転の様子

フォーミュラカー試運転の様子

北海道大学フォーミュラチームは、同大学工学部の公認団体で、学生が主体となってチームを運営しています。フォーミュラカーの設計・制作を通じて、ものづくりのプロセスやコスト管理・日程管理といった「チーム運営」を学び、世界に通用する人材になることを目指しています。

浜松工場ではこの活動意義に賛同し、学生の「全日本学生フォーミュラ大会」参加に際して活動資金やミネベア製品を寄贈しています。2010年度はロッドエンドベアリングを寄贈しました。

アマチュアスポーツ振興NPO法人あさまハイランドスポーツクラブへの支援

画像:カーリングの様子

カーリングの様子

軽井沢工場ではアマチュアスポーツ振興として、カーリングを支援しています。「長野からオリンピック選手を輩出したい」という、御代田町地域の人々の思いによって造られたカーリング場は、その夢をかなえ、カーリングは全国的に知られるようになりました。現在はNPO法人となり、会員の会費と、当工場からの寄付により事業運営を行うヨーロッパ型のクラブチームとなっています。

地域に根差しながらも世界に通用するカーリングを、当工場は今後も引き続き支援していきます。

「 海の森公園」予定地への植樹活動

画像:植樹の様子

植樹の様子

大森工場に在籍する従業員が、労働組合の上部組織であるJAM(機械・金属産業を中心とした産業別労働組合)主催の社会貢献活動に参加しました。この取り組みは、東京湾の中央に位置する中央防波堤内側埋立地に計画されている、区部最大級の「海の森公園」予定地に植樹する活動です。2010年11月に行われたこの植樹活動には、社外も含め25名が参加しました。

「海の森」プロジェクトに参加して

画像:特機事業部 営業推進部 主任補 鈴木 貴紀 わたしはごみと残土で埋め立てられた埋立地に植樹をする「海の森」プロジェクトに、企画の段階から参加しました。環境への関心が高まり、各地でボランティアによる植樹が行われていますが、植樹した後も樹木の手入れを続けなければ木は育ちません。植樹から始まり、樹木の手入れを続けることで、埋立地を海に浮かぶ美しい森に変える今回の活動に意義を感じて参加しています。今後も継続して取り組みに携わっていきたいです。

東日本大震災の支援について

東日本大震災に対して、ミネベアグループは地震発生5日後に義援金5,000万円を拠出しています。また、全世界の当社グループ従業員より、1,196万円の義援金が集まりました。

被災地の復興には長い時間と継続的な支援が必要であることから、会社設立60周年記念事業向けの費用を復興支援に振り向けるべく、その内容、方法を計画中です(2011年6月時点)。

今後の課題・目標

今後も国内外の地域貢献活動を通じて、地域社会との信頼関係を深め、共に継続的に発展していける企業を目指していきます。

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