地域社会・国際社会とのかかわり 過去掲載分(2019年)
基本的な考え方
ミネベアミツミグループはグローバルに事業を展開する企業として、地域社会との十分なコミュニケーションにより、健全なパートナーシップを構築していくことが重要であると考えています。地域に根差した企業であるために、「五つの心得」を基本に、地域のニーズに合った社会貢献活動を実施しています。
国際社会への貢献
メキシコでの取り組み
職業訓練の支援
職業訓練校の学生
ミツミ オートモーティブ メキシコでは、近隣の職業訓練校と提携し、学生の技術向上を支援しています。
職業訓練校と工場のどちらでも学ぶことができるデュアルプログラムを協力して提供しており、工場のあるサンルイスポトシ州における日系企業では当社のみで、かつ最多の約50名の学生を従業員として採用しており、学校関係者および保護者から非常に高い評価を受けています。学校で学ぶだけでなく、実地経験を積むことで、学生の社会人へ向けての自己成長および技能向上など学びの定着に貢献しています。
中国での取り組み
地域発展に向けた支援活動
敬老施設を訪問した
ミツミ電機青島工場の従業員
ミネベアミツミグループの中国各工場では、地域社会の発展のためのさまざまな支援活動を行っています。
福祉施設のお年寄りや貧困家庭の子どもたちに対する支援物資の寄贈や寄付とともに、従業員が伺って地域の方々と親交を深めています。また、台風・洪水や地震などの自然災害があった地域においては、復興を早めるために従業員が寄付を集めたり、被災地の清掃活動を行っています。ほかにも献血活動を行うなど、地域発展のためにさまざまな活動を行っています。
カンボジアでの取り組み
サッカー代表チームの支援
カンボジアサッカー代表チーム
ユニフォーム
ミネベアカンボジアでは、カンボジアサッカー代表チームのオフィシャルパートナーとなり、カンボジアサッカー連盟とスポンサーシップ契約を2019年6月に締結しました。
カンボジアで最も人気のあるスポーツの一つであるサッカーと、カンボジアサッカー代表チームの国際舞台での挑戦・活躍をサポートすることで、カンボジアの経済を支えている若者たちのさらなる成長を支援していきます。
タイでの取り組み
コミュニティの活性化支援
竣工式典の様子
2018年10月、NMBミネベア・タイは近隣のショッピングセンターと共同でロッブリ工場前に歩道橋を新設しました。
歩道橋は車の通行量が多い6車線の幹線道路をまたぐもので、横断に危険のある場所にかけられました。この企画は、2016年に亡くなられたプミポン国王の追悼事業の一つとして地域の方と協力して実施しており、従業員だけでなく地域の方の生活の安全に貢献することができました。
地域社会への貢献
震災復興支援
東日本大震災に対する育英基金として、「公益信託ミネベアミツミ東日本大震災孤児育英基金」を設立し、小学生から中学生までの孤児に対して、毎年10万円、中学卒業時に30万円返済義務のない育成支援金を支給しています。毎年3月には、支援している中学3年生の子どもたちを東京に招いて、従業員サポーターとともに卒業のお祝いを行っています。
従業員サポーターとして参加して
国内営業部
カスタマーサービスセンター
東京カスタマーグループ
植村 紀子
資金支援だけでなく子どもたちの心に届く支援だと知り、サポーターとして参加させていただきました。初めて会った瞬間は緊張で表情の硬い子どもたちも次第に笑顔が増え、2日間元気いっぱい楽しんでくれていました。春からの新生活にたくさんの期待や夢を話してくれた時はとても嬉しかったです。
企業として今後も国内外問わず子どもたちへの支援を持続可能にするため、一従業員として努力していきたいと思います。
ごみゼロ活動
参加者
ミツミ電機多摩事業所は、2018年5月30日のごみゼロの日に合わせ、周辺エリアの清掃活動を行いました。
毎年、趣旨に賛同する周辺企業と協力して行うもので、2018年度はこれまでよりも1社増えた6社の協力を得て実施しました。当日は、早朝から従業員15名が4チームに分かれ、空き缶、ペットボトル、吸い殻などを回収しました。2018年には東京都多摩市より「多摩市まちの環境美化条例」に基づく表彰を受けました。
認定NPO法人あさまハイランドスポーツクラブへの支援
カーリング大会(ミネベアミツミカップ)の様子
軽井沢工場では、アマチュアスポーツ振興として、認定NPO法人あさまハイランドスポーツクラブへの寄付を通じて、カーリングを支援しています。寄付金は大会の開催や、ジュニアチーム、車いすチームの支援に活用されています。
スポーツイベントの協賛
ミネベアミツミ杯の授与式の様子
米子工場は、地域発展を目的に米子市民レガッタを毎年支援しています。第50回記念大会となった2018年は、特別イベントの中国五県対抗レースをミネベアミツミ杯として開催しました。
一般参加のレースは合計88チームが出場し多くの方がレガッタを楽しみました。また、米子工場からも5チームが参加し、各カテゴリーで1~3位の好成績を収めることができました。
地域の方々との定期懇談会
米子工場での懇談会の様子
軽井沢工場と米子工場では、地域の方との対話を継続するため、定期的に懇談会を実施しています。
軽井沢工場では、年2回、地域の方と話し合いの機会を持っています。2018年は5、11月にそれぞれ第11、12回懇談会を開催しました。懇談会では、防災計画および災害対応訓練、地域振興、道路補修など、幅広い内容について意見交換を行いました。
米子工場では、2018年10月、第4回懇談会を開催しました。当日は、伊木米子市長をはじめ4名の方にお越しいただき、米子市の活性化、定住促進、雇用など、さまざまなテーマについて意見交換を行いました。
今後の課題・目標
今後も国内外の地域貢献活動に積極的にかかわり、地域社会との信頼関係を深め、共に継続的に発展していける企業を目指していきます。