説明要旨
更新日: 2010年4月13日
2010年3月24日開催 合同個人投資家セミナー(野村證券日本橋本社ビル)
ボールベアリングの写真の横にありますのが、ロッドエンド&スフェリカルベアリングという製品ですが、用途はほとんど航空機に使われています。皆さんが飛行機に搭乗されるときに飛行機のドアはすでに開いておりますけれども、あのドアはそのまま開くわけではなく、一旦外に押し出してそれから動きます。こういう蝶番のところは複雑な動きをしますので、スフェリカルベアリング、すべり軸受けと言いますが、そういう特別な軸受けが使われています。またフラップとかランディングギヤなども非常に複雑な動きをします。そういうところに私共のロッドエンド&スフェリカルベアリングが使われており、5割くらいの世界シェアを持っております。例えばボーイング747ですと数千個単位のロッドエンド&スフェリカルベアリングが使われております。
次に、これはピボットアッセンブリーという製品で、コンピューターの中に入っている記憶装置であるハードディスクドライブの中にこの部品が入っております。ピボットアッセンブリーの中には2個のボールベアリングが入っていて、その外にスリーブと称する筒が被せてあります。ハードディスクドライブの中では、データを読み取るためにヘッドが動きますが、この支点のところにピボットアッセンブリーが使われています。これも大体6割くらいの世界シェアを持っております。
これら機械加工製品に、私共の強み収益源があります。ただ、後程ご説明致しますが、私共の機械加工製品の今の売上は全体の半分以下になっております。
次に、回転機器製品というモーター製品群があります。各種モーターがございますが、ハードディスクドライブ用スピンドルモーターや、プリンターで印刷される文字の行間がいつも一定になるようにする位置を決めるなどの機能を担うステッピングモーター、そしてファンモーター、携帯電話に使われる振動モーターなどがあります。今はこれらモーターを月に5~6,000万台生産しております。
もう1つの核は、電子機器製品の製品群で、携帯電話のバックライトに使用するライティングデバイス、そしてキーボード、スピーカー、物の重さを量ったりするときに使われるひずみゲージなどの計測機器などがあります。
大きく分けると、これら3つの製品群が私共の製品です。これに加えまして特殊機器製品と称している製品群があります。防衛省などに装備品を納入しております。
ここに各製品群の世界シェアを記載していますが、機械加工製品は大体50~60%のシェアを持つ我々の中核製品、回転機器製品は約2~20%と記載していますが、モーターによってシェアは異なります。電子機器製品のシェアは約3~10%と少なくなっております。
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