地域社会・国際社会とのかかわり  過去掲載分(2021年)

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基本的な考え方

ミネベアミツミグループはグローバルに事業を展開する企業として、地域社会との十分なコミュニケーションにより、健全なパートナーシップを構築していくことが重要であると考えています。地域に根差した企業であるために、社是である「五つの心得」を基本に、地域のニーズに合った社会貢献活動を実施しています。

今後も国内外の地域貢献活動に積極的にかかわり、地域社会との信頼関係を深め、共に継続的に発展していける企業を目指していきます。

経営理念(会社情報に移動します。)

国際社会への貢献

新型コロナウイルス対応

当社グループは人工呼吸器や人工心肺装置などさまざまな医療機器に使用されるベアリング、各種モーター、センサー、電源、半導体、コネクタを生産していますが、2020年1月29日から社長をトップとする対策本部を設置し、中国の工場で得たベストプラクティスを世界中の拠点で共有することで、社員の安全を確保し、これまで自社理由で操業を停止することなく、供給責任を果たしてきました。また災害用としていたN95マスク22万枚のほか、ゴーグル、フェイスガード、クリーンスーツ、頭巾、ニトログローブ、ガーゼ等の医療アイテムを16カ国150機関に寄贈するとともに、自社製マスクの生産を2020年4月から、外部販売を2020年6月から開始し、2021年7月時点で5,000万枚を生産し、800万枚を販売しました。さらに、いち早くワクチンの職域接種に取り組み、東京本部、軽井沢工場、藤沢工場、浜松工場、広島工場、千歳事業所等で社員・家族、その他関係者合計約1万3,000名にワクチン接種を実施しました。

画像:ドイツ医療機関へのN95マスク寄贈

ドイツ医療機関への
N95マスク寄贈

画像:ミネベアミツミマスク

ミネベアミツミマスク

画像:東京本部での職域ワクチン接種

東京本部での職域ワクチン接種

フィリピンでの取り組み

高度で実践的な教育の提供

当社グループはフィリピンで近隣の大学と協力して、学生に高度で実践的な教育を提供するRobotics Laboratory Programを実施しています。

フィリピンでは大学にしっかりした機械設備が無い事がエンジニア不足の原因となっているため、近隣の大学構内に機械設備を提供すると同時に、当社の工場内の設備も利用して当社の従業員が授業を実施しています。これまでに452名の学生がこのプログラムに参加しました。

また業界での実務経験がない大学教員を対象にした教員学習プログラムを実施しており、これまでに45の大学から187名の教員が参加しています。

画像:Robotics Laboratory Program(フィリピン)

Robotics Laboratory Program(フィリピン)

画像:教員学習プログラム(フィリピン)

教員学習プログラム(フィリピン)

中国での取り組み

地域発展に向けた支援活動

画像:敬老施設を訪問したミツミ電機青島工場の従業員

敬老施設を訪問した
ミツミ電機青島工場の従業員

当社グループの中国各工場では、地域社会の発展のためのさまざまな支援活動を行っています。

福祉施設のお年寄りや貧困家庭の子どもたちに対する支援物資の寄贈や寄付とともに、従業員が伺って地域の方々と親交を深めています。また、台風・洪水や地震などの自然災害があった地域においては、復興を早めるために従業員が寄付を集めたり、被災地の清掃活動を行っています。ほかにも献血活動を行うなど、地域発展のためにさまざまな活動を行っています。

カンボジアでの取り組み

サッカー代表チームの支援

画像:ユニフォーム

ユニフォーム

ミネベアカンボジアでは、カンボジアサッカー代表チームのオフィシャルパートナーとなり、カンボジアサッカー連盟とスポンサーシップ契約を2019年6月に締結しました。

カンボジアで最も人気のあるスポーツの一つであるサッカーと、カンボジアサッカー代表チームの国際舞台での挑戦・活躍をサポートすることで、カンボジアの経済を支えている若者たちのさらなる成長を支援していきます。

画像:サッカーカンボジア代表チーム

サッカーカンボジア代表チーム

欧州での取り組み

大学での出張講義

画像:大学での出張講義(ドイツ)

大学での出張講義(ドイツ)

ドイツ子会社MTCEが近隣の2つの大学で、それぞれの大学で年に1回ずつ出張講義を実施しています。

また技術部門で年に5名から10名の中学生の職場体験学習を受け入れています。

地域社会への貢献

震災復興支援

東日本大震災に対する育英基金として、「公益信託ミネベアミツミ東日本大震災孤児育英基金」を設立し、小学生から中学生までの孤児に対して、毎年10万円、中学卒業時に30万円返済義務のない育成支援金を支給しています。毎年3月には、支援している中学3年生の子どもたちを東京に招いて、従業員サポーターとともに、東京観光、当社ヘリ搭乗、ゲストを招いた夕食会、ディズニーリゾート訪問等の様々な卒業のお祝いのイベントを行ってきました。

新型コロナウイルス感染拡大により、昨年に続き今年もイベントの実施は断念しましたが、昨年、今年のイベントに参加できなかった子供達には、特別ゲストからのサイン入り色紙、コロナ収束後にオンデマンドでディズニーリゾートに来場するためのパスポート、自宅からの乗車券、ホテルでの宿泊を約束する案内レターを送りました。

一人親支援

画像:一人親支援

長引く新型コロナウイルスの全国での感染拡大を受け、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ様に対し、高校生の子どもを持つひとり親のご家庭の支援に役立てていただくべく、寄付を実施しました。7月に5,000万円の寄付を実施し、今後最大1億円の寄付を予定しています。

認定NPO法人あさまハイランドスポーツクラブへの支援

画像:カーリング大会(ミネベアミツミカップ)の様子

カーリング大会(ミネベアミツミカップ)の様子

軽井沢工場では、アマチュアスポーツ振興として、認定NPO法人あさまハイランドスポーツクラブへの寄付を通じて、カーリングを2007年から支援しています。寄付金は大会の開催や、ジュニアチーム、車いすチームの支援に活用されています。

地域の方々との定期懇談会

画像:米子工場での懇談会の様子

米子工場での懇談会の様子

軽井沢工場と米子工場では、地域の方との対話を継続するため、定期的に懇談会を実施しています。

軽井沢工場では、年2回、地域の方と話し合いの機会を持っています。これまで14回懇談会を開催しました。懇談会では、防災計画および災害対応訓練、地域振興、道路補修など、幅広い内容について意見交換を行っています。

米子工場では、これまで5回懇談会を開催しました。米子市の活性化、定住促進、雇用など、さまざまなテーマについて意見交換を行っています。

今後の課題・目標

今後も国内外の地域貢献活動に積極的にかかわり、地域社会との信頼関係を深め、共に継続的に発展していける企業を目指していきます。

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