2018年
(2018年12月掲載)
地域社会に歓迎されるための活動
地域の皆様から求められる活動を進めています。2017年度は各工場が定めるテーマのほかに、インフラ整備や教育支援など幅広いテーマで80のプロジェクトを行い、ステークホルダーの皆様との良好な関係づくりにつなげています。
ロッブリ県では、2016年から寺院の仏堂の建設を始めました。建設に際しては、2年間かけて従業員に寄付を呼びかけました。仏像の制作や、仏堂周辺での植樹活動にも従業員が協力しています。仏堂は地域住民に心の安穏をもたらす場所として、2018年中にオープンする予定です。ロジャナ工場責任者のウィラは「このプロジェクトを通じて、従業員のチームワークが良くなったと感じます。また、近隣との関係性が良くなり、すべてのステークホルダーにとって良い取り組みとなりました」と振り返ります。
また、ホアイ・ヤン・ヌン貯水池の水門修理、灌漑施設の補修、稚魚の放流、植樹に協力しました。水門は約20年放置されており、近隣では、水不足に陥っていました。近隣の村長・ロアップ氏は「ミネベアミツミが修理してくれ、水の管理ができるようになり、水を農業にも酪農にも効果的に使えるようになりました」とした上で、「以前は村人が何人か勤めている会社くらいにしか知られていませんでしたが、今回の活動によってミネベアミツミのことが地域に理解されたと思います」と話します。
一方、地域の子どもたちの育成につながるさまざまな支援も行っています。例えば、アユタヤ県プラ・インタラチャ町では、2016年から保育施設に対して、制服やシーツ・枕カバーの寄付、コンピューター教育への支援を行っています。町長スーチョーチャ氏は「コンピューターの知識に触れることは子どもたちにとって重要で、可能性を与えてくれるものです。これからも一緒に地域の発展に協力していただきたい」と期待を寄せています。さらに、工場ごとに毎年、支援する教育施設を決め、その学校の要望にそった活動を行っています。
建立中の仏堂と近隣住民の皆様
植樹の様子
保育施設へのシーツ・枕カバーの贈呈
CASE1 地域の交通整備
工場周辺の交通施設を整備しています。地域の方や従業員がバス停を快適に使えるように屋根やベンチを整備しました。また、2018年には車の交通量も多く、車道の横断が危険なショッピングセンターへの通路として、歩道橋の設置に寄付しました。
「従業員への配慮に加え、地域へ支援をしてくれるミネベアミツミで働けて誇りに思います。」
「バス停は公共交通を利用する方を助け、コミュニティに利便性をもたらします。」
CSR委員会メンバー
Pinphaka Nadej
Teerapath Puangkaew
CASE2 水耕栽培教育支援
タムレイタイ・プロドサッド小学校において、2017年から野菜の水耕栽培ができる設備を提供し、水耕栽培の研修を始めました。研修により、3種類の野菜を水耕栽培で育て、それらを調理して付加価値を高めて販売できるまでになりました。
「健康ブームのおかげで水耕栽培のニーズが高まっていますので、学ぶ機会の少ない水耕栽培での育て方を支援してもらい、非常に感謝しています。」
先生
Ms. Kanchana Duang-arthit