2018年
(2018年12月掲載)
従業員が誇りを持てる会社に
タイでは「五つの心得」の中の「従業員が誇りを持てる会社」を目指しています。人材育成プログラムの充実には特に力を入れています。具体的には、新入社員向けのオリエンテーション研修から、業務研修、階層別研修、繰り返しの教育研修といった形で、体系的な研修機会を提供しています。また、すべての従業員が業務の目標を持ち、それに基づき業績評価するシステムを確立しています。
従業員が安心して働けるように、公平性や人権の尊重、ダイバーシティ推進、労働安全衛生も進めています。人権に関して方針を策定するだけでなく、違反の防止や罰則のための手続きも整えています。また、タイ労働省の基準であるTLS 8001-2010を採用して第三者からの認証を受けています。ダイバーシティに関しても、ジェンダーや宗教による差別を禁止するだけでなく、食事や施設などで宗教上の配慮を行うなど、多様な価値観を尊重しています。
タイ独自の活動として、「Happy Workplaceプログラム」を行っています。従業員の心身の幸福度向上に寄与するこの取り組みは、リーマンショック後の心の停滞感を軽減し、働きがいを感じてもらうために開始しました。ハート、リラックス、ファミリーなどの8テーマに、多くの従業員が参加し、主体的に活動しています。
アクソーン人事マネージャーは「タイは現地メンバーが中心で運営を行っているため、タイの従業員が成長し、満足できる環境をつくることが重要です」と活動の理由を説明します。その一方で、タイでも高齢化が進んでいることに伴い、若年層の人材確保が課題となっています。