2013年

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画像:組織文化を育みサステナビリティを追求する

(2013年10月掲載)

アメリカ・NHBBの取り組みの紹介(1)

お客様

品質、納期、環境課題への期待に応える

将来にわたって事業を続けていくためには、製品を利用していただくお客様の声を聞き、期待に応えていかなければなりません。NHBBではお客様からの期待を知るために、各工場の主要なお客様を対象として顧客満足度調査を行っています。調査において、製品のコストや価値、納期のほか、法務や手続きなどのサービスも含めて40項目ほどの質問に答えていただき、その結果を各工場と共有し改善を進めています。

お客様からのNHBBに対する最も強い要請は、製品の品質と納期に関するものです。特に、航空分野のお客様は、厳しい環境規制に対応する必要性から、燃費の向上や騒音の削減など環境側面への配慮を求められています。NHBBはお客様と密接にコミュニケーションを図りながらご期待にかなう製品の開発を進めています。

お取引先様

お取引先様と共同で環境改善に取り組む

画像:お取引先様との会議

お取引先様との会議

NHBBのサステナビリティビジョンを実現するためには、サプライチェーン全体で取り組む必要があります。このため、お取引先様と会議を行って品質面や環境面の取り組みを共有するとともに、生産活動を改善するための支援を行っています。

多くのお取引先様は従業員10名以下程度の小規模な会社であるため、環境課題や規制に対して十分な対応ができないでいます。NHBBは、そうしたお取引先様の生産現場に省エネルギーや省資源を専門とする設備チームを送り、エネルギーの使用状況や廃棄物の調査、分析や改善のためのアドバイスなどを実施し、取り組みの協力を行っています。こうした取り組みもあり、あるお取引先様では、大量の金属スクラップを廃棄物として扱っていましたが、NHBBがリサイクル業者を紹介し、協力してリサイクルすることで、廃棄物から収益を得ることができるようになりました。ほかにも、エネルギー使用量の削減やコスト削減、資源リサイクルなどで大きな効果が得られています。

従業員

従業員の意識を高め、サステナビリティに向かう組織文化をつくる

サステナビリティの取り組みを推進していくためには、従業員の意識を高め、組織文化を変革していくことが大切です。すべての活動の中にサステナビリティの要素を織り込み、それを実行することで意識が変化し、組織文化が変化していくのです。NHBBでは、従業員にこのことを理解させるためには、座ってスライドを説明するよりも、日々行う活動を変える方が効果的と考えています。

従業員とのコミュニケーションを円滑にするために、オープンドア・ポリシーを定めています。オープンで率直なコミュニケーションをモットーとし、誰もがいつでも上司と話すことができ、経営状況を共有するミーティングも定期的に開くことで、自由に質問することができる組織文化を育んでいます。

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