地球温暖化防止の取り組み  過去掲載分(2020年)

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基本的な考え方

ミネベアミツミグループは、世界規模での課題となっている地球温暖化問題と、その影響によるエネルギー価格の上昇や異常気象の発生などが、事業活動の継続にも大きな影響を与えると考えています。

当社グループでは、地球温暖化防止に取り組むため、各事業所で積極的に省エネルギー対策を進めています。

2019年度の取り組み結果

画像:CO2排出量推移(総量&原単位) 2019年度のミネベアミツミグループ全体のCO2排出量は796,267トンで、前年度と比較して1.9%増加し、生産高原単位によりCO2排出量をとらえた場合は、0.814トン/百万円で、前年度と比較して7.8%減少しました。

CDP気候変動2019で「B」を獲得

画像:CDP(DISCLOSRE INSIGHT ACTION) 英国の非営利団体CDP※による企業の気候変動への対応に関する調査「CDP気候変動2019」で「B」評価を獲得しました。
CDPは、企業の環境問題への取り組みを「リーダーシップ」「マネジメント」「認識」「情報開示」を8段階で評価し、「B」は上から3番目の評価となります。

※CDPは、2000年に英国で設立した非営利団体で、機関投資家と連携し、企業や都市に気候変動、水、森林に関する戦略やデータの開示を求め、回答に基づく分析・評価を行い、機関投資家などに結果を開示しています。

事業所における取り組み

松井田工場(群馬県)が2019年度緑化優良工場等表彰において「一般財団法人日本緑化センター会長奨励賞」を受賞

ミネベアミツミ株式会社松井田工場は「第38回 工場緑化推進全国大会 全国みどりの工場大賞」表彰式において、「一般財団法人日本緑化センター会長奨励賞」を受賞しました。この賞は、工場の緑化を積極的に推進し、工場内外の環境整備に顕著な功績のあった工場に与えられるものです。

松井田工場は、緑地等の面積率を約40%もあり、周囲にある山林や田畑などの豊かな自然環境と調和しています。

ミネベアミツミは、今後も環境活動に取り組み、自然との共生を図っていきます。

画像:表彰状

表彰状

画像:松井田工場外観

松井田工場外観

食堂から排出される生ごみのバイオガス化(タイ)

画像:バイオガス発生設備

バイオガス発生設備

NMBミネベア・タイでは、タイ国エネルギー省が主催する「食べ物の生ごみを有効利用するバイオガス・エネルギー推進計画」に参加し、バイオガス発生プラントをバンパイン工場とロッブリ工場に設置しています。得られた環境負荷の少ないバイオガスは、LPガスの代替燃料として食堂の調理に利用され、エネルギー使用量の削減とCO2排出量の削減に役立っています。

物流部門の取り組み

物流のCO2排出量

画像:物流のCO2排出量ミネベアミツミグループは自社の直接のCO2排出であるスコープ1(ガス、石油)、スコープ2(電気)のCO2排出量に加え、スコープ3(輸送・流通)となる物流(製品輸送)のCO2排出量の把握に取り組んでいます。

2019年度のミネベアミツミグループの製品輸送によるCO2排出量は103,784トンで、前年度と比較して20%減少しました。

今後の課題・目標

ミネベアミツミグループでは、今後も引き続き地球温暖化防止に向けて取り組みを進めていきます。

将来の長期的な展望としては、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)や各国の政策などを注視し、対策を進めていきます。

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