地球温暖化防止の取り組み  過去掲載分(2017年)

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基本的な考え方

ミネベアミツミグループは、世界規模での課題となっている地球温暖化問題と、その影響によるエネルギー価格の上昇や異常気象の発生などが、事業活動の継続にも大きな影響を与えると考えています。

当社グループでは、地球温暖化防止に取り組むため、各事業所で積極的に省エネルギー対策を進めています。

2016年度の取り組み結果

画像:CO2排出量推移(総量&原単位) 2016年度のミネベアミツミグループ全体のCO2排出量は737,211トンで、2015年度と比較して7%増加しました。一方、生産高原単位によりCO2排出量をとらえた場合は、1.15トン/百万円で、2015年度より3%増加しました。経営統合によりCO2排出量が増加し、しかし一方で為替の影響を受け生産量の増加に応じた生産金額の増加が得られなかった結果です。

オフィスにおける取り組み

東京本部ビルの省エネ対策(日本)

画像:東京本部ビル

東京本部ビル

東京本部は2013年1月に都内に新たに購入した自社ビルに移転し、同年10月より本格的にISO 14001環境マネジメント活動を開始しました。

空調運転の条件見直しや、照明の消灯・減灯、また全従業員に対してクールビズの呼びかけを行うなど、ハード・ソフト両面から省エネルギーに取り組んだ結果、2016年度のCO2排出量は2013年度比で4.7%削減することができました。

また、環境省が毎年夏至の日と七夕の日に全国のライトアップ施設や企業、家庭に照明の消灯を呼び掛ける「ライトダウンキャンペーン」を行っていますが、東京本部ビルもこれに協賛し、2016年6月21日と7月7日の夜8時から10時までの2時間、ビルのライトアップ照明を消灯しました。

事業所における取り組み

労働安全衛生・環境・エネルギー・CSR週間展示会(タイ)

NMBミネベア・タイでは毎年11月から12月にかけて、従業員の健康・安全・環境・エネルギー・CSRに対する意識を向上させるための展示会をすべての工場を巡回し、実施しています。

2016年10月に国王が崩御されたことを受け、今年は例年よりも規模を縮小しましたが、以下の様な展示、イベントを開催しました。

1.コミュニケーションボードによる展示

  • 王室義務の展示
  • 2016年の事故概要についての展示
  • 環境とエネルギーの知識の展示

2.労働安全衛生・環境・エネルギー・CSRに関するアンケートゲーム。

画像:2016年の労働安全衛生、環境、エネルギー、CSR週間展示会の様子

2016年の労働安全衛生、環境、エネルギー、CSR週間展示会の様子

王妃誕生日の記念植樹(タイ)

2016年8月、NMBミネベア・ロッブリ工場では、シリキット王妃の誕生記念日(2016年8月12日)を記念して植樹を行いました。

84歳になられた王妃のために、ロッブリ工場に84本の木(ビルマパダウクツリーとピンクシャワーツリー)を植えるために60人の従業員が参加しました。

画像:ロッブリ工場従業員と植樹の様子

ロッブリ工場従業員と植樹の様子

近隣の廃棄物処理業者と契約(ミツミ電機・秋田事業所)

ミツミ電機・秋田事業所から排出されるプラスチックと紙類が混ざった廃棄物については、これまで秋田県内にその引き取り業者がなかったことから、隣県の山形県にある業者に委託し、処分をしてきました。しかしながら、秋田事業所と廃棄物処理業者との距離は200km以上も離れていることから、廃棄物回収に際し使用する燃料消費およびCO2排出量について大きな課題になっていました。

そのため、秋田県を通じ、県内の廃棄物処理業者数社と交渉を続けたところ、そのうちの一社と交渉がまとまったことから、処分場の視察を行っています。

視察の結果、廃棄物処理、管理などについて特に問題ないことから、正式に廃棄物処理委託契約を締結(2017年3月13日)、これまでの山形県にある廃棄物処理業者からの変更により、CO2排出量33%、委託費用40%程度の削減・改善となっています。

※ すべてRDF(固形燃料)にリサイクルしています。

画像:廃棄物処理場(秋田県)の視察

廃棄物処理場(秋田県)の視察

従業員の子どもたちがアースアワーに参加(中国)

毎年3月の最終土曜日に1時間(20:30から21:30)、ライトアップ施設や企業、家庭に照明の消灯を呼び掛ける「アースアワー」が世界中で行なわれています。天津工場では、このプロジェクトに賛同し、同日に環境保全のための取り組みをしています。2017年3月には従業員の子どもたちに省エネ、地球温暖化防止など説明を行いました。子どもたちは短い1時間で家庭燭光(しょっこう)の夕食と戸外鍛え※2の活動を行いました。子どもたちの地球環境保護、エネルギー消費量の削減および地球温暖化防止の意識を高める良い機会となりました。

※ アースアワー(EARTH HOUR)は、世界自然保護基金(WWF)による国際的なプロジェクトであり、3月の最終土曜日に1時間(20:30~21:30)電気を使わないイベントです。2007年にWWFオーストラリアによる地球温暖化防止キャンペーンの一環として始まり、2008年から国際的に行われています。世界中の人々が、「美しい地球を残したい」、「地球の環境を守りたい」という思いを胸に、同じ日・同じ時間帯に電気を消して消灯のバトンをつなぐプロジェクトです。

※2 戸外鍛えとは、「フィットネス機器を使った運動」のことです。

画像:アースアワーに参加した子供たちの様子

アースアワーに参加した子供たちの様子

物流部門の取り組み

物流のCO2排出量

画像:物流のCO2排出量ミネベアミツミグループは、自社の直接のCO2排出であるスコープ1(ガス、石油)、スコープ2(電気、蒸気、熱)のCO2排出量に加え、スコープ3(その他)となる物流(製品輸送)のCO2排出量の把握に取り組んでいます。

2016年度の当社グループの製品輸送によるCO2排出量は173,466トンで、2015年度と比較して18%増加しました。

今後の課題・目標

ミネベアミツミグループでは、今後も引き続き地球温暖化防止に向けて取り組みを進めていきます。

2020年、2030年といった将来の長期的な展望としては、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)や各国の政策などを注視し、対策を進めていきます。

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