資源の有効活用の取り組み  過去掲載分(2016年)

当ページの情報は、2017年1月27日のミネベア株式会社とミツミ電機株式会社との経営統合以前の情報になっています。ミツミ電機株式会社に関する情報はこちら新しいウィンドウで開くをご覧ください。

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基本的な考え方

ミネベアグループの製品に欠かせない金属、プラスチックなどの原材料や、エネルギー源となる石油、天然ガスなどは、その埋蔵量に限りがあります。また、電子機器製品に不可欠なレアアース(希土類元素)は、産出国が限られるため、輸出制限などを受けやすくなっています。

当社グループでは、事業活動の継続のためには資源の有効活用が重要であると考え、経営的な視点から取り組みを行っています。

2015年度の取り組み結果

画像:廃棄物処理実績(2015年度実績) 2015年度にミネベアグループ全体で使用された主な原材料は、鋼材:87,426トン、樹脂:12,250トンで、合計量は2014年度と比較して約3%の増加でした。

一方、当社グループから社外に排出された後、最終処分(埋立)された廃棄物量は5,373トンでした。2014年度から比較した場合、2015年度は55トンの増加となりました。これを生産高原単位で比較した場合、2015年度は2014年度に比べて17%減少しました。

また、当社グループではタイや中国の量産工場において、工場内で発生した排水を可能な限りリサイクルし、工場外に排出しない「工場排水ゼロシステム」を運用しています。2015年度の当社グループにおける工場排水量は960,000m3で2014年度と比較して67,000m3の増加となりました。

画像:ミネベアから発生する廃棄物等の流れと把握方法

事業所における取り組み

雨水および河川水の有効利用(タイ)

画像:バンパイン工場の雨水池と雨水再利用設備

バンパイン工場の雨水池と雨水再利用設備

NMBミネベアタイのバンパイン工場では、雨水を工場敷地内の貯水池にため、「雨水再利用装置」で浄化処理した後、工業用水として使用することで、水道水の使用量を削減しています。

また、2012年度からは工場に供給される水道水の利用を大幅に減少させることを目的に、工場近郊に流れるチアンラックノーイ運河からの河川水を浄化し、水道水の代替として使用を開始しました。これにより、水道水利用におけるコストも削減することができました。

食堂から排出される生ごみのバイオガス化(タイ)

NMBミネベアタイでは、タイ国エネルギー省が主催する「食べ物の生ごみを有効利用するバイオガス・エネルギー推進計画」に参加し、バイオガス発生プラントをバンパイン工場とロッブリ工場に設置しています。得られた環境負荷の少ないバイオガスは、LPガスの代替燃料として食堂の調理に利用しています。

バイアル、他のマテリアルリサイクル(国内物流倉庫)

画像:リサイクル重量

ミネベアグループでは、2010年度よりお客様に製品を納入する際の梱包ケースとして使用されるポリエチレン製容器(バイアル)、ストレッチフィルム、PPバンドを有価資源としてリサイクル処理しています。

2015年度には、約38トンのバイアル、ストレッチフィルム、PPバンドが樹脂ペレットに再生加工された後、植物を植えるプランターや鉢、自然木に似せた擬木などとして再利用されています。

画像:バイアルのマテリアルリサイクル

今後の課題・目標

2016年度の廃棄物排出量を生産高原単位で2015年度比1%削減として取り組みを進めます。

過去掲載分

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