生物多様性保全への取り組み 過去掲載分(2018年)
基本的な考え方
ミネベアミツミグループは、「ミネベアミツミグループ環境方針」の「国際社会への貢献」において、当社グループの事業活動が自然界の生態系や生物多様性に影響を与える可能性を認識し、自然界の保護に努めることを表明しています。
米子工場は中海・宍道湖の一斉清掃に参加(日本)
2017年6月、ミネベアミツミ米子工場の従業員49名は、中海・宍道湖の護岸の一斉清掃活動に参加しました。
この一斉清掃活動は、鳥取県と島根県の5市(鳥取県:米子市/境港市、島根県:松江市/安来市/出雲市)が国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されている中海・宍道湖の環境を守るため、毎年主催しています。今年は5市合計で7,867名、米子市で1,102名が参加し米子市の参加者が収集したゴミは3.8トンでした。


清掃に参加した従業員と清掃の様子
ミツミ山形事業所は蔵王クリーン作戦に参加(日本)
2017年6月、ミネベアミツミグループのミツミ山形事業所は、蔵王クリーン作戦に参加しました。
蔵王クリーン作戦は、山形市を美しくする運動推進委員会、蔵王温泉観光協会および山形市が主催し、今回は43回目です。この活動は、蔵王連峰の動植物や自然資源を守るための清掃活動を通して自然を大切にする心を育むことを目的としており、蔵王山(熊野岳、標高1,841m)の山頂から麓のスキーコース、登山コースにわたる広い範囲を対象としています。ミツミ山形事業所は趣旨に賛同し、2013年から毎回参加しています。
当日は合計700名が11班に分かれて蔵王山に入り、合わせて45kgのごみを回収しました。山形事業所からは4名が参加しました。


クリーン作戦に参加した従業員と清掃活動の様子
ミツミ厚木事業所は相模川の美化活動に協力(日本)
ミネベアミツミグループのミツミ厚木事業所の従業員31名は、近隣にある相模川の美化活動に協力しました。
相模川の美しい環境を守ろうという「県央相模川サミット六市町村合同クリーンキャンペーン」に参加したものです。朝7時30分という早い時間からビニール袋を片手に空き缶やペットボトル、ガラスなどのごみを拾い集めました。
ミツミ厚木事業所ではこの相模川クリーンキャンペーンが毎年の恒例行事となっており、家族での参加者もたくさんいます。
清掃後は、相模川にアユの稚魚5,000匹の放流も行われました。

清掃活動の様子

アユの放流の様子
森を守るプロジェクト(タイ)
NMBミネベアタイでは、2017年4月から11月の期間にロップリ県にあるフヤ ヤン ヌエン フォレスト(Huay Yang Nueng Forest)の環境を維持するプロジェクトを行いました。
フヤ ヤン ヌエン フォレスト内には、1979年にラマ9世のアイデアの一つとして設立されたヤン ヌエン貯水池がありますが、荒廃した状態に置かれていました。
この貯水池の開発・改良を行うと共に森を守り、維持するさまざまな活動を行いました。
- 水門の改良
- 教育センターエリアの1.44エーカーに植栽
- 1.5kmに渡る景観と運河の改善
- 99,999匹の淡水業の放流
http://minebea.co.th/en/csr_activities/minebeamitsumi-together-we-preserve-huay-yang-nueng-forest/
プロジェクトに参加したタイ・ミネベアミツミグループ従業員と淡水魚放流の様子
マングローブ植樹活動(セブ ミツミ)
2017年7月、セブ工場では環境活動の一環として、社員とその家族、協力工場からの参加者総勢146名でセブ工場のあるダナオ市の干潟にて、マングローブの苗14,000本の植樹を行いました。セブ工場のマングローブ植樹活動は2012年9月から始め、今回で78回目、植樹総数は32,500本になりました。
わたしたちは生態系維持のため、また、海辺の人々の生活を守るために今後も積極的に植樹活動と環境保護活動を行っていきます。


植樹活動の様子