セミコンダクタ&エレクトロニクス(SE)

セミコンダクタ&エレクトロニクス(SE)

8本槍製品の相合(そうごう)により今後の成長分野に向けた新製品を開発し、グループ全体の事業機会を創出

8本槍製品の相合(そうごう)により今後の成長分野に向けた新製品を開発し、グループ全体の事業機会を創出

主要製品

アナログ半導体、光デバイス、機構部品、精密部品、電源、スマート製品、住宅機器用部品

主な用途

画像:主な用途

長期戦略

8本槍製品のなかで、2番目のドライバーとして成長した半導体に続き、残る分野を将来のコア製品として力強く成長させることが、SEとして最も重要な課題であると認識しています。光デバイスは顧客からの強い期待と需要を受け、2030年に向けた「戦略的製品」として再定義し再拡販を進めてまいります。機構部品においては規模追求から収益性重視へと舵を切り、実質営業利益率7%を目指します。これらを通じてSE事業全体で営業利益率10%以上(実質ベース)の早期達成を目指し、①自律的成長、②事業を横断・包含する新製品開発、③シナジー創出に資するM&Aを強力に推進していきます。

コア・コンピタンス

SEの競争力の原点は、半導体設計技術、センサー、光学、MEMS、電気回路技術をはじめとする、超微細加工が求められる分野での高い技術開発力にあります。さらに、半導体部門では、ミツミ、エイブリック、本多通信工業、ミネベアコネクト(旧住鉱テック)、ミネベアパワーデバイス(旧日立パワーデバイス)との経営統合によりミネベアミツミのDNAである超精密加工や垂直統合等のコア技術が融合したことで、開発から量産まで一気通貫でお客様のニーズにきめ細やかに対応する体制を整備しています。8本槍製品のうち5製品がSEに属し、グループ全体の「相合」を創出する原動力となっています。

2026年3月期概況

2026年3月期の売上高は5,903億円となり、前期比で11.9%の増加となりました。これは主に、機構部品の販売が増加したことによります。営業利益は267億円(前期比21.2%増)、営業利益率は4.5%(同0.3ポイント増)となりました。電源事業における構造改革費用の計上といった特殊要因(約10億円)が含まれており、実力ベースの営業利益は約277億円となります。

グラフ:売上高、営業利益/営業利益率
INTERVIEW:徹底的な原価低減と「ワンチーム」の変革で、次世代市場を牽引 - SE事業本部半導体事業部フィリピンセブ工場MIC部門ゼネラルマネージャー 土田 康司

私は2023年よりフィリピン・セブミツミに赴任し、アナログ半導体の後工程を担当しています。現在工場では、主力製品のスマートフォン向け電池保護ICなどに加え、AIサーバーやヒューマノイドロボット向け製品の需要も増加しています。ロボット向けカスタムICなどのサンプル要求も急増するなか、当社の強みである垂直立ち上げ力をいかし、この需要増に迅速に対応する準備を整えています。この成長市場でさらなる収益性を引き出すため、現在新生産棟の建設を進めています。ここでは生産能力を大幅に引きあげるだけでなく、徹底的な原価低減を追求しています。例えば、新設計のリードフレームの導入により、後工程の生産効率改善と劇的な原価低減を確実に実現します。加えて、ローカルメンバー主導で手書き作業を電子化するアプリを開発するなど、現場起点のDXやリードタイム短縮に向けたワンチームでの変革が進んでいます。当工場の強みは、豊富で若い労働力と圧倒的なコスト競争力です。しかし、真に強い組織を作るには社員の情熱が欠かせません。自分たちが世界を動かす重要な部品を作っているというビジョンを共有し、製品が世界でどう役立っているかをメンバーに伝えることで、彼らが自身の家族にも誇りを持てる環境づくりを進めています。さらに、現地社員を日本へ派遣し、今後の立ち上げ準備を含めた個々のスキル向上や、モチベーションを高める活動もおこなっており、将来につながる体制の構築を視野に入れ取り組んでおります。何でも手掛ける「太平洋」ではなく、限られた領域である「湖」で「一番大きな魚」を目指すニッチトップ戦略のもと、品質と圧倒的なコスト競争力を追求します。現地メンバーが自律的に行動する強固な組織を築き、グループ全体の収益性向上を最前線で牽引してまいります。

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