事業

電子機器事業

ポートフォリオの拡充により
新たな事業領域を開拓し、
長期安定的な成長へ

ポートフォリオの拡充により
新たな事業領域を開拓し、
長期安定的な成長へ

主要製品

電子デバイス(LEDバックライト、センシングデバイス、レゾナントデバイス等)、HDD(ハードディスクドライブ)用スピンドルモーター、ステッピングモーター、DCモーター、エアームーバー(ファンモーター)、精密モーター、特殊機器

主な用途

画像:主な用途

基本戦略

電子機器事業の基本戦略は、コア事業であるモーターおよびセンサーの基盤強化に向けて、サブコア事業で創出したキャッシュをコア事業に再投資し利益を最大化させることです。技術変化が速く収益機会の大きいサブコア事業においては、徹底した固定費軽減策と事業リスクの適正な見極めをすることが重要な課題となります。長期安定的な成長に向けて、ポートフォリオの拡充や他の8本槍製品との相合による新たな事業領域の開拓を行います。

コア・コンピタンス

超精密加工、垂直統合、グローバル展開、大量生産といった当社のDNAに加え、センサー、光学、磁気などエレクトロニクス分野のコア技術を融合。厳しい品質特性が要求される自動車向けや、短期間での品質・数量を両立した垂直立ち上げが要求されるスマートフォン向けなど、広範な市場に製品を展開。生産の自動化/半自動化や従業員の教育訓練の整備など、顧客要求に応じたダイナミックな拠点体制も競争力の源泉となっています。

2020年3月期の概況

電子機器事業 ハイライト

画像:2020年3月期の概況(電子機器事業 ハイライト)93.5%

多様化した製品ポートフォリオで増益確保

全体として米中貿易摩擦に端を発するさまざまな製品での需要減少および新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けました。ステッピングモーターをはじめとするモーターでは、車載向け市場の低迷に伴う需要減により、売上高は減少しました。
エレクトロデバイスでは、当社LEDバックライト採用モデルの販売が好調であったことにより売上高は増加しました。センシングデバイスは全般的な需要減少を受けて減収となりました。
この結果、売上高は3,794億円(前期比4.6%減)、営業利益は176億円(前期比3.0%増)、営業利益率は4.6%となりました。

画像:売上高
画像:営業利益/営業利益率

『「相合力」でオンリーワンを目指す』戦略

『「相合力」でオンリーワンを目指す』戦略

レゾナントデバイス:磁力の活用で次世代のエレクトロニクスをけん引

レゾナントデバイスとは、磁力を使って振動を発生させる、これまでにない発想の装置です。従来型の振動モーターはモーターの先端に分銅を付けて回転させるため回転開始までに時間がかかります。レゾナントデバイスはコイルと磁石での共振現象を利用しているため、エネルギー効率がよく、動き出しも優れています。まるで本物のような触り心地を疑似的に再現することができるため、ゲーム機やウェアラブルデバイスでのAR/VR機能など、さまざまな振動表現を生み出すことが可能となります。さらに、このレゾナントデバイスを当社の超高感度センサーやアナログ半導体と融合し、新たな付加価値を生み出す「相合」活動まで昇華させることで、これからのIoT社会の変革に取り組んでまいります。

社会課題を解決するソリューション創出

社会課題を解決するソリューション創出

医療分野に向けた供給責任と社会的課題の解決

ミネベアミツミでは、医療分野においてさまざまな機器に向けて当社製品を供給しており、高まるニーズに対して万全の供給体制を整え、最優先の稼働を行っています。具体的には、人工呼吸器や人工心肺装置といった呼吸器系治療器のほか、人工透析装置や血液浄化装置といった循環器系治療器、血液検査装置等に向けて、各種モーターやセンサーといった電子機器事業の製品群のほか、ベアリング、半導体、コネクタ、電源などを供給しています。
今後も、部品メーカーとして供給責任を果たすと同時に、新型コロナウイルス感染症、少子高齢化、医療現場における労働力不足といった社会的課題の解決に貢献してまいります。

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