2014年

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画像:従業員とともに成長するカンボジア事業

(2014年10月掲載)

カンボジア工場が直面する課題

軌道に乗り始めたカンボジア事業ですが、いまだに多くの問題に直面しています。一つ目の問題は、労働者の知識やスキルが不足していること。20世紀後半に行われた内戦の影響で、30歳を超える経験豊富な労働者の数が少ない上、カンボジアの子どもたちは、家業の手伝いなどから義務教育を終了できないことも多く、基礎学力の向上が国としての課題となっています。

もう一つの問題が、労働者の意識の問題です。国民の9割が農業に従事しているため、日本企業の考える「会社に勤める」という常識とは認識が大きく異なります。そのため、靴を脱ぐ、道にごみを捨てないといった当たり前のことに対する意識の違いや、親元を離れるといったことへの抵抗感などが従業員の育成を妨げています。このような意識の違いを乗り越え、従業員の習熟と働く意欲を醸成することが、今後の事業成功には不可欠な要素です。

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