製品における環境への取り組み 過去掲載分(2022年)
MMIビヨンドゼロの取り組み
当社は、製品の省エネ性能を上げることで、それを使用するお客様やその先のお客様の消費電力を削減し、世界全体のCO2排出量を削減することに貢献する「MMIビヨンドゼロ」に取り組んでいます。
算定方法について
排出削減貢献量は、電子情報技術産業協会(JEITA)ガイドラインに準拠して、算定しています。
「製品使用時の消費電力削減効果」とは、評価対象製品の消費電力と、1世代前の部品が搭載されている製品の消費電力を比較したときの消費電力の削減量を表しています。
CO2排出削減貢献量の算定式
※当社の販売物は最終製品に用いられる部品であるため、「製品」とは、最終製品を指す
CO2排出削減貢献量実績
2022年3月期の結果は、約249万t-CO2(前年度比約42%増)で、2031年3月期までに30%増の約230万t-CO2という当初目標を1年で達成するという大きな成果を得ました。これは既存製品の販売増や新製品の発売等によるものであり、今後とも省エネ性能の高い製品の開発・普及により、世界全体のCO2排出削減に貢献してまいります。
ファンモーター用ベアリング
回転軸を支えるベアリングは、モーター等の回転機器の最重要部品の一つです。
当社の得意とするミニチュアボールベアリングは、IT関連電子機器の冷却用として広く使われているファンモーターに採用されています。
ポリゴンミラースキャナーモーター
デジタル複写機等のレーザー書き込み系に用いられるモーターです。ポリゴンミラー(多面鏡)を高速回転させて、LD(レーザーダイオード)から照射されたレーザー光を感光体上にスキャンします。機器の静粛さ、省スペースおよび省電力化に高精度流体軸受技術で対応しています。
製品に含まれる環境負荷物質の管理
ミネベアミツミグループでは、製品含有化学物質に関する要領/基準等を発行し、お取引先様に対して有害物質を含まない製品(原材料、部品)の提供と、それらを実証するデータ、資料の提出をお願いしています。また、当社グループの受け入れ検査においてもXRF(蛍光X線分析装置)を用いて、RoHS指令が規定する有害物質の含有がないことを確認しています。
製品に含有する化学物質の管理方法
- ※1 (M)SDS((Material) Safety Data Sheet):
化学物質を安全に取り扱うために必要な情報(成分、性状、取り扱い法、緊急時の対処法など)を記載した情報伝達シート。 - ※2 ケムシェルパ(ChemSHERPA)は、JAMP が提供する化学物質、混合物の含有化学物質情報を伝達するための情報伝達シート。