製品における環境への取り組み  過去掲載分(2021年)

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製品によるCO2排出削減貢献量算定の取り組み

当社のGX(グリーン・トランスフォーメーション)活動の一環として、今年度より当社製品によるCO2排出削減貢献度を定量化しました。

算定方法・結果について

貢献量は、電子情報技術産業協会(JEITA)ガイドラインに準拠して、算定しました。
「製品使用時のCO2排出削減効果」とは、評価対象製品の消費電力と、1世代前の部品が搭載されている製品の消費電力を比較したときの消費電力の削減量を表しています。

CO2排出削減貢献量の定義

画像:CO2排出削減貢献量の定義

※当社の販売物は最終製品に用いられる部品であるため、「製品」とは、最終製品を指す

CO2排出削減貢献量実績・目標

画像:CO2排出削減貢献量実績・目標

ファンモーター用ベアリング

CO2排出削減貢献量

1,293千t-CO2

回転軸を支えるベアリングは、モーター等の回転機器の最重要部品の一つです。
当社の得意とするミニチュアボールベアリングは、IT関連電子機器の冷却用として広く使われているファンモーターに採用されています。

写真:ファンモーター

ファンモーター

写真:ミニチュアボールベアリング

ミニチュアボールベアリング

技術アピール

精密加工技術の粋であるベアリングは、モーターの高精度化・長寿命化を支えています。さらに、トライボロジー技術を駆使し、摩擦を低減するなどファンモーターのエネルギー効率の向上、すなわちCO2排出削減に大きく貢献しています。

スマートLED道路灯

CO2排出削減貢献量

135千t-CO2

道路灯は、道路交通を安全かつ円滑に走行できるように視環境を確保するもので、明るさや均一性が公定されています。当社のLED道路灯は、公定に適合しつつ、業界最高クラスのエネルギー効率を有しており、省エネに大きく貢献しています。

写真:LED 道路灯

LED道路灯

写真:プノンペン市街のLED道路灯

プノンペン市街のLED道路灯

技術アピール

スマートフォン用バックライトで培った独自の配光技術により、高効率な光学レンズを実現しています。また、無線ネットワークによって、時間帯や交通量に応じて、遠隔で調光することができ、さらなる省エネが可能です。

ACアダプタ・充電器・組込み電源

CO2排出削減貢献量

28千t-CO2

ACアダプタや充電器は、商用電源やバッテリーなどの電源からそれぞれの機器に必要な電圧・電流・電力を供給するための変換装置であり、当社では多様な製品を生産しています。
これらの製品では、省エネ性能が製品性能の主要な要素であり、当社製品は高い省エネ性能を有しています。

写真:ACアダプタ

ACアダプタ

写真:充電器

充電器

写真:組込み電源

組込み電源

技術アピール

当社の製品には、社内相合活動により開発された電源制御ICを採用しており、製品の高効率、低待機電力などで差別化をはかるとともに、小型化による使用資源の低減をはかっています。

製品に含まれる環境負荷物質の管理

ミネベアミツミグループでは、製品含有化学物質に関する要領/基準等を発行し、お取引先様に対して有害物質を含まない製品(原材料、部品)の提供と、それらを実証するデータ、資料の提出をお願いしています。また、当社グループの受け入れ検査においてもXRF(蛍光X線分析装置)を用いて、RoHS指令が規定する有害物質の含有がないことを確認しています。

画像:製品に含有する化学物質の管理方法

製品に含有する化学物質の管理方法

  • ※1 (M)SDS((Material) Safety Data Sheet):
    化学物質を安全に取り扱うために必要な情報(成分、性状、取り扱い法、緊急時の対処法など)を記載した情報伝達シート。
  • ※2 ケムシェルパ(ChemSHERPA)は、JAMP が提供する化学物質、混合物の含有化学物質情報を伝達するための情報伝達シート。

今後の目標・課題

今後も技術開発を進め、「自社の排出量を超える、当社製品によるCO2排出削減貢献量」=ビヨンドゼロを拡大してまいります。

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