2024年
山形県の蔵王の豊かな自然を未来につなぐ「蔵王山クリーン作戦」に参加
「蔵王山クリーン作戦」は、山形県と宮城県にまたがる蔵王連峰の雄大な自然景観と貴重な動植物、そして豊かな温泉資源に恵まれた環境を保全するため、毎年6月に山形市が主催する清掃・美化活動です。この活動は、山頂から麓までのスキー場や登山コースに沿ってごみを回収する美化活動と、蔵王山岳インストラクターによる自然の尊さを学ぶ学習活動を組み合わせ、参加者の自然を大切にする心を育むことを目的としています。
蔵王の美しい自然を次世代へと引き継ぐため、当社グループは2013年よりこの活動に参加しており、雨天中止の年を除き今回が7回目の参加となります。今年は募集範囲を山形事業所全体に広げ、ポスターやメールで呼びかけたところ、フィリピンからの出張者・出向者や自主参加者など、過去最多となる25名が集まりました。フィリピン出身の参加者にとって山形の景色は新鮮だったようで、社員同士の交流を深めながら清掃活動を行いました。
当日は晴天に恵まれ、穏やかな陽気の中、蔵王中央ロープウェイ駅から温泉街、バスターミナル前、樹氷橋、鴫(しぎ)の谷地沼を経て蔵王山麓駅へ至る散策コースを、他企業の皆様と合同で清掃しました。舗装された道路や登山道のゴミは比較的少なかった一方、鴫の谷地沼周辺の休憩スペースには多くのごみが見られたため、重点的に回収しました。最後にゴール地点の蔵王山麓駅でごみを分別し、活動を終えました。
活動全体でのごみ収集量は40kgと、一昨年より半分以下に減少しました。昨年は雨天中止だったことを踏まえると、観光客や利用者のマナー、そして環境保全への意識が向上している結果ではないかと推察されます。
また、今回の「蔵王山クリーン作戦」は、山形市の市制施工135周年記念事業の一環として、スキージャンプの高梨沙羅選手も参加され、全国的にも注目を集めました。高梨選手がペットボトルのゴミ削減のためにマイボトル利用を推進していると伺い、ごみを「出さない」ことが最も環境にやさしい取り組みだと改めて認識する機会となりました。
ミネベアミツミグループは、これからも地域社会の一員として、このような社会貢献活動に積極的に取り組み、地域との共存共栄を目指してまいります。
実施日:2024年6月1日














