現在、私は全社的な展開を予定している基幹システム(ERPシステム)の開発に携わっています。これは、購買/資材/生産管理、販売/在庫管理、財務会計/連結決算に至るまでの一連の新基幹システムであり、全社レベルでの業務効率の向上を目的とした統合管理システムです。SAP社のERPシステムを導入後、さらなる業務改善を目的とした追加機能の開発を行っています。
学生時代からプログラム作成のためにソースコードを書く作業は行っていましたが、今回はSAP社のABAP言語を新たに使用することになり、研修を受けたり、不明点を調査したりしながら開発作業を進めています。日々学習の連続です。
ミネベアミツミには、全社で50人余りのSEが開発に携わり、海外拠点で働くSEもたくさんいます。私の所属するチームにもタイで開発を行っている現地メンバーがおり、メールやテレコン、テレビ会議等でコミュニケーションを図っています。新システムは、海外の拠点から段階的に導入が進められており、私が開発した追加機能についても、現地からの検証結果をフィードバックしてもらっています。ユーザ部門からの要望事項は、すべて英文で送られてくるため、細かいニュアンスの違いにも十分注意しなければなりません。お互いの認識にズレが生じないよう、Q&Aを挟みながら課題と要求内容の把握に努めています。