技術営業は技術的な知識やスキルをバックグラウンドとし、営業担当を技術面でサポートしています。営業が担当顧客から求められる製品を幅広く扱うのに対し、技術営業は特定の製品に特化して活動します。その中で私は、アナログ半導体専門の技術営業としてお客様への販促活動を行っています。具体的なミッションとしては大きく2つ。直接お客様へ半導体についてご説明する営業活動と、全製品を担当する営業担当や代理店の半導体紹介をサポートする販促活動です。どちらも自社製品に対する深い知識が求められるため、日々資料を読み込んだり、先輩や設計・開発者に話を聞いたりしながら知見を深めています。
しかし、それ以上に大事だと思っているのが、相手の目線に立って話すということ。当然ではありますが、お客様によって聞きたい情報や持っている知識のレベルは異なります。今、どんな情報を求めているのか。その情報をどの程度話せば最もよく伝わるのか。丁寧なヒアリングや会話の流れからお客様一人ひとりの視点を探り、それに合わせて話すことで初めて、営業として信頼していただけると思っています。これは、お客様に対してだけでなく代理店や社内のコミュニケーションにおいても変わらず大切にしている私のモットーです。