MinebeaMitsumi RECRUIT

生産管理
K.T.

ロッドエンド・ファスナー事業部 
ファスナー製造部門 生産管理部
(2018年入社/理工学部 精密機械工学科)

工場生産の品質、コスト、
納期のすべてを司る

入社理由

子どもの頃から工作が好きだったので、漠然と将来はものづくりに携わる仕事に就きたいと考えていました。数あるものづくりの企業の中で当社に惹かれたのは、小型かつ、非常に高い精度を求められる製品を生み出す技術力に惹かれたため。「大きくて分厚いもの」ではなく「小さくて薄いもの」が求められるようになった今、その最先端を走る企業で経験を積みたいと思い、入社を決めました。

現在の仕事

各所と連携し、材料の手配から
納品まで管理する

生産管理部は、工場の生産活動の上流から下流までコントロールする部署です。品質、コスト、納期のすべてを満たすために、材料の調達から納品までの最適な計画を立て、実際に納品されるまで細かく管理していく役割を担っています。この部署の一番の特徴は、関係各所とのコミュニケーションが非常に多いこと。資材部と材料の調達方法やそのスケジュールを相談し、生産計画が決まり次第、経理部とコストを確認。材料が届いた後に、製造部に生産スケジュールについて指示し、出荷予定をカスタマーサービスセンターに連絡。営業部や物流部とは密に連携を取り続けるなど、さまざまな部署と常にコミュニケーションを取っています。生産進捗計画書の作成や加工実績の管理などのデスクワークはもちろんありますが、基本的には工場内を歩き回り、誰かと連絡をとっていることが多いですね。

私が担当しているのは、タイ工場の加工移管品の生産管理です。藤沢工場で生産している航空機向け製品の一部工程をタイ工場で行うために、藤沢工場とタイ工場のそれぞれの生産進捗を確認し、両工場の生産リードタイムを確保できるよう管理しています。藤沢工場の生産とタイ工場の生産の「つなぎ役」と言った方がわかりやすいかもしれません。2つの工場の各担当者とコミュニケーションをとるため、スピーディかつ正確な情報共有を心がけています。

転機となった出来事

どんなときも、
まずは現場の声を聞く

生産管理という仕事をする上で、「データではなく現場を信じる」ことを大切にしています。この姿勢を持つようになったのは、1年目のときに行ったタイ工場への出張がきっかけでした。当時の私はまだ業務内容を覚えるのに精一杯で、データや過去例をもとに業務を進めていたのですが、実際にタイ工場に足を運び、現場のスタッフの熱量に触れた瞬間、「製品を作っているのは人であり、その人々を大切にしなければ良いものは作れない」ということを痛感したのです。現場のことは、私たち生産管理より現場がよくわかっている。その方々の想いを尊重することが、より良い生産活動につながっていくのだと再認識しました。

このタイ工場への出張以降、データ上は計画どおりに進められるとわかったときも、進める前に現場の方に「この計画で大丈夫そうですか?」と確認するようになりました。その結果、この計画では難しいという結論になったときは、各工程のスケジュールを再調整したり、材料の調達期間を変更したりなど、前もって不安の種を潰しておくよう心がけています。生産管理は関わる部署が多いですが、どんなときも現場を第一に考えるべきだというスタンスを守ることが、当社の製品の品質を守ることにもつながるのだと思います。

将来の夢

DX化を進め、生産管理の
「人にしかできない部分」を
極めたい

目先の目標としては、タイ工場と藤沢工場両方の生産をコントロールし、両工場にとって最適な生産活動を支える存在になりたいと考えています。そのためには、他の製品も担当し、現場の視点や詳細な製造工程について学んでいきたいです。すでに今、藤沢工場の他の製品も一部担当し始めているのですが、現場の様子が事細かにイメージできるようになったことで、藤沢工場だけでなくタイ工場の現場とのコミュニケーションも取りやすくなりました。

そしてもう一つ中長期的な目標として、生産管理のDX化を推進していきたいと考えています。当社のDX推進プロジェクトに参加するようになってから、データの整理や加工方法などを学んだことで、生産管理の業務にDXを導入できる可能性があると気づいたためです。例えば、生産実績やリードタイムから各工程の細かい生産日程を自動で算出することができれば、関係各所とのすり合わせや現場の状況確認に注力できるようになるかもしれません。今後は、AIなどデジタル技術に任せられる業務は任せ、信頼関係の構築など人にしかできない業務に集中することで、当社の生産管理部のプレゼンスを上げていきたいです。

One Day Schedule

8:00
始業・メール確認
9:00
国内工場の受注・進捗管理
10:30
海外工場への生産移管の会議
12:00
昼食
13:00
海外工場の発注管理・現地メンバーへの問い合わせ
15:00
DX推進運動
16:45
退社

Off Time

休日は、妻と江ノ島まで散歩してリフレッシュすることが多いです。特に夕方の景色は格別ですね。海に映る夕日を見ながら、足湯スポットでゆっくりしたりカフェに寄ったりすると、体も心も癒されます。

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