生産管理部は、工場の生産活動の上流から下流までコントロールする部署です。品質、コスト、納期のすべてを満たすために、材料の調達から納品までの最適な計画を立て、実際に納品されるまで細かく管理していく役割を担っています。この部署の一番の特徴は、関係各所とのコミュニケーションが非常に多いこと。資材部と材料の調達方法やそのスケジュールを相談し、生産計画が決まり次第、経理部とコストを確認。材料が届いた後に、製造部に生産スケジュールについて指示し、出荷予定をカスタマーサービスセンターに連絡。営業部や物流部とは密に連携を取り続けるなど、さまざまな部署と常にコミュニケーションを取っています。生産進捗計画書の作成や加工実績の管理などのデスクワークはもちろんありますが、基本的には工場内を歩き回り、誰かと連絡をとっていることが多いですね。
私が担当しているのは、タイ工場の加工移管品の生産管理です。藤沢工場で生産している航空機向け製品の一部工程をタイ工場で行うために、藤沢工場とタイ工場のそれぞれの生産進捗を確認し、両工場の生産リードタイムを確保できるよう管理しています。藤沢工場の生産とタイ工場の生産の「つなぎ役」と言った方がわかりやすいかもしれません。2つの工場の各担当者とコミュニケーションをとるため、スピーディかつ正確な情報共有を心がけています。