MinebeaMitsumi RECRUIT

金型設計・製作
S.O.

部品・工機部門 Tool & Die 
NMB-Minebea Thai
(2016年入社/機械工学科)

金型製作における精度と
効率を追求する

入社理由

世に広く知られているわけではないけど、世界レベルのすごい技術を持っている。そんな会社を見つけたいと思っていた時に出会ったのが当社でした。小型のベアリングというニッチな領域でありながら、世界シェアでもトップの座にいる当社はまさに理想的な会社。加えて、そうしたニッチトップの技術を組み合わせることで新しい価値を生み出し続けている点も後押しとなって入社を決めました。

現在の仕事

あらゆる面で金型の
品質水準を守り抜く

入社後は工機部に配属され、モーター部品用の金型組み立てを担当しました。金型を使用した試作と調整を繰り返す仕事ですが、数ミクロン単位の調整を手作業で行うというもの。この部署で金型という製品の基礎と奥深さを学びました。その後タイに赴任し、現在は主に海外生産現場で扱う金型の製作と生産支援部品の供給を担っています。

金型の製作は、まず試作品を輩出し、外観や測定データから問題点を特定、調整方法を検討します。発見した問題点に対し、金型のどこを調整すれば良いのか、またどういった調整をすれば良いのかを考え、試作品が良品になったときに達成感を感じます。

また、モーター部品用の金型部品製作および組立サポートや生産性向上を行いながら、お客様からの問い合わせ対応も行います。金型製作の品質担保に関わるあらゆる業務をタイ工場で現地のメンバーと共に行っていくため、言語や文化の壁を超えた協働が必要です。さらに、現地には勤務歴で言えば私よりはるかに長いベテランの方々もおり、そうしたメンバーと肩を並べてより良い金型を効率的に製作できるよう、知識も技術も、そしてコミュニケーションの術もさらに磨くことができないかと日々精進しています。

転機となった出来事

製造から組み立て、調整まで
一気通貫で見据えた
ものづくりを

やはり、タイ工場駐在は私のキャリアにとって非常に大きいものでした。もちろん、言語や文化の違う仲間とコミュニケーションをとりながら仕事を進めていくという経験も、多様な人と関わりながらものづくりを行う上で役に立つ経験になっています。ただ、個人的には、それと同等かそれ以上に、金型を実際に製作するという上流工程に携わることが知見を深めてくれたと感じています。以前の部署では、すでに完成した金型を使用して試作や調整を行うだけだったので、誤差やミスが出てもその原因まではわかりませんでした。

タイに来て実際に製作現場を見ることで「だからあのミスが起きていたのか」と腑に落ちることも多く、組み立てを意識して製造工程の作業フローを改善するなど、一連の流れを意識した最適なものづくりができるようになったと思っています。

将来の夢

完全自動化の確立で、
会社と社会に大きく貢献したい

入社以来ずっと金型に携わってきたので、金型のことであれば知らないことはないというスペシャリストになれたらと思っています。製造、組み立て、調整と経験してきましたが、その後ろには量産工程があります。量産に関してはまだ知見がほとんどないので、いずれは業務として経験してみたいです。

また、現在取り組んでいる、部品製作工程の自動化についても、さらなる成果を出したいと考えています。着任当時は自動化率85%ほどだったところを、なんとか95%までは伸ばしたのですが、残り5%の壁が想像以上に高くて苦戦の連続です。地道な改善を続けながら人力の介在を減らしていき、完全自動化を私の任期中に達成したいです。少子高齢化による労働力不足が社会問題化している今、完全自動化の確立は当社の業務効率化に貢献し、希望の光になるはずなので、諦めることなく取り組んでいきたいです。

One Day Schedule

7:50
出社 メールの確認、返信
8:00
朝礼
9:30
日本からの発注、要望整理
10:30
現場への組み立て指導
11:50
ランチ
12:50
製造工程の改善検討
14:30
現場で発生した問題の聞き取り、サポート
16:30
納期に対する進捗確認、フォロー
17:30
退社

Off Time

タイは日本食も多く美味しいご飯屋さんがたくさんあるので、美味しそうな店を見つけては訪れてみて、自分好みの店を開拓しています。最近のお気に入りは鰻屋さん。新規オープンしたお店にSNSでの評判を聞きつけて行ってみたところ、大当たりでした。

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