私の所属する部署では、自社内で使用するための製造設備全般の設計から組立、立ち上げを行っています。私は加工機の設計から立ち上げを担当しており、現在はガラスと液晶を貼り合わせる機械の設計に携わっています。カーナビやスマートフォンで使用される部品を製造するもので、ミネベアミツミでは初の工法を採用したものです。全長7mほどの大型機械であり、10ミクロン単位の高さをつけて樹脂を塗布できる精密さが求められます。納期は限られているため、作業の手戻りは許されません。必要となる制御や、考えうる問題を洗い出し、事前の対策を怠らないように心がけています。
設計は6人のチームで行っており、私はプロジェクトリーダーを努めています。それぞれが別のユニットを担当しているため、情報共有は必要不可欠です。離れた席でもお互いに画面を共有しながら会話ができるよう、ネットを利用し画面をいつでもつなげられる状態にし、相談しやすい環境を作っています。お互いの知識を補完し合うことで、相乗効果が生まれるのです。メンバーの仕事が効率良く進むよう気を配るのも、リーダーの大切な仕事です。