私が所属する事業部では、ベアリングへ付加価値を加えた様々な製品を製作しています。製品の量産はタイ工場で行われており、私は主力製品であるピボットアセンブリー(ハードディスクドライブの主軸部)の組立工程に携わっています。製造設備は24時間毎日稼働しており、その生産効率は利益へと直結します。製造チームを監督する立場として、生産性向上に取り組むことが私の仕事です。
生産工程には、ベテランから新人まで多くの作業者が関わっています。「ベテランにはできるが新人には難しい」という工程が存在すれば、全体の効率に影響しかねません。全員が同じように設備を調整できるような治具を検討するなど、スキルに依存しないように作業を標準化しています。実際に現場に足を運び、現地メンバーたちと意見を交わすことも大切です。現場の実態に沿った形で改善を進めていかなければ、結果につながりません。
タイでは男性管理職より女性管理職が多く、女性が活躍する土壌が整っています。現場では男女はもとより、タイ人も日本人も関係なく意見を発信します。フェアであるぶん結果が評価され、やりがいのある職場です。