ミネベアミツミでは、総合精密部品メーカーとしての幅広い技術や製品群を活かしたIoTプロダクト開発に力を入れています。そのミッションを担うのがIoT事業開発部であり、私は「環境センサー」を活用したアプリケーション開発に携わっています。
「環境センサー」とは、温度や湿度、雨量、照度、紫外線といったさまざまな環境情報を1つのセンサーで計測できる製品です。本製品のIoT化では、エリア内に設置された複数の環境センサーをクラウドに接続し、計測データを集約。データの可視化や分析を通じた環境情報の活用を目指しています。私の担当は、アプリケーションの要求に従ってデータを供給するAPIサーバーの構築です。開発にはアジャイルを導入し、短い周期で実装やレビューを繰り返しながら、製品を完成に近づけています。
前職では顧客の要求を形にすることが仕事でしたが、現職は自社製品ということもあり、自分たちで仕様や設計をブラッシュアップさせていくのが仕事。裏を返せば、度重なる仕様変更にも耐えうるよう、設計を考慮せねばなりません。難しさもありますが、メンバーと議論を重ねてベストな設計が組めたときは、大きな達成感があります。