説明要旨
更新日: 2015年11月16日
2016年3月期 第2四半期決算説明会(2015年11月5日)
- 表紙
- 目次
- 業績の説明
- 経営方針と事業戦略について
- 目次
- 業績の現状と当社株価について-1
- 業績の現状と当社株価について-2
- 現在の状況に対する当社の見解
- 将来の事業リスクに対する当社の見解
- 1. 来年のLEDバックライトのシェア確保への努力
- 2. 3年後には高級スマホの全てが有機ELには ならない見通し
- 3-1. HDDの数量減によって利益は減少しない(ピボットとボールベアリング事業の将来)
- 3-2. HDDの数量減によって利益は減少しない(スピンドルモーター事業の将来)
- 4-1. 今期・来期・再来期の業績拡大のドライバーとなる計測機器事業
- 4-2. 今期・来期・再来期の業績拡大のドライバーとなるモーター事業
- 上期の想定外の要因
- 今期の見込み
- 新中期事業計画 数値目標
- 将来への展開(新製品の説明)
- ①カンボジアでのスマートシティへの取り組み
- ②SALIOT™(Smart Adjustable Light for IoT)
- ③J3DDによるヘッドアップディスプレイ
- 配当予想
- M&Aとアライアンス戦略
- 将来の予測に関する記述
昨年ミネベア・グループに入ったJ3DD社は、岡本硝子様との合弁会社です。こちらで車に使われるHUD(ヘッドアップディスプレイ)の光学部品を作っていこうと操業を開始しています。その中で、LEDから出た光を液晶に当てて映像をつくるためにその中間に入るコリメートレンズ、コンデンスレンズを岡本硝子様にデザインをしていただきましたが、欧州の有名メーカーのHUDに使用され、初めての出荷が始まっています。なぜ我々がJ3DDのガラス部品を積極的にやっているかといいますと、現在HUDに関しては光源がLEDもしくはレーザーという、強い光を出す光源になっています。今までは、反射、縮小、拡大用レンズとしてプラスティックのレンズが主流で使用されていました。HUDに関しては将来的には大型化が見えてきていますが、その中で2つの問題点が発生しています。一つは熱で、LEDやレーザーからの出力の大きい照射をすると、熱でレンズが変形し画像が歪むという問題です。もう一つはLEDやレーザーの光は青色の光線が含まれているのですが、この光線はある時間使っていくとプラスティックを劣化させ、黄淡化します。信頼性の面からプラスティックには限界があるため、我々としてはそういう部分に使われるのはガラスが良いという認識を持っています。
最初にコリメートレンズからスタートしましたが、HUDで使用するミラー、コンバイナーに関してもガラス製品ということで、取り揃えて今後販売を強化しようとしています。また、車載の分野、例えばヘッドランプはLED化していますが、現在非常に複雑な構造で高級化しており、ヨーロッパの高級車では非常に大きなレンズを使って配光しています。それを薄型で耐久性のあるガラスにすれば、このマーケットへも順次入っていけると思っています。ヘッドランプというのは昔、ガラスからプラスティックに全部変わりましたが、もう一度ガラスに戻るのではないかということも視野に入れながら開発を進めていこうと思っています。
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