2024年

2024年9月30日

ミネベアミツミ株式会社

ミネベアミツミ、プルサット工場着工のお知らせ
~カンボジア王国にて、100%再生可能エネルギーを使用し機械加工部品を生産予定~

ミネベアミツミ株式会社(本社:長野県、代表取締役会長CEO:貝沼 由久、以下 ミネベアミツミ)は、2024年5月10日に土地取得を発表した、カンボジア王国プルサット州クラコー地区の工場建設用地にて、ミネベアミツミ カンボジアプルサット工場の起工式を、9月20日に執り行いましたのでお知らせいたします。

ミネベアミツミは、2010年にカンボジアのプノンペン経済特区(PPSEZ)に同国初の精密電子部品メーカーとして進出しました。その後2011年12月PPSEZに工場を設立しさらに拡大をつづけ、ベアリングや小型モーターなどのミネベアミツミの製品を幅広く手がけるとともに、さまざまな電子部品等の製造を通じて現地の雇用創出や従業員の生活環境整備、人材育成など地域社会への貢献に取り組んでまいりました。
さらに2026年1月までに操業開始予定の太陽光発電の活用により、カンボジア王国内の工場で必要となる電力の全量を、自社で発電した電力によって再生エネルギー化を達成する予定です。
このたびは、ミネベアミツミグループの事業拡大に伴い、PMC製品(Precision Mechanical Components製品:機械加工部品)などさらなる市場拡大が見込まれる製品の生産拡大に備えることを目的に、プルサット州に新工場を建設いたします。本プルサット工場は、前述の再生可能エネルギーによって賄われた工場であると同時に、ミネベアミツミの垂直統合生産システムや自動化設備等も積極的に活用する予定です。これらの社内のベストプラクティスをプルサット工場に集結させることで、プレシジョンテクノロジーズ(PT)事業本部の成長を担う存在として、2026年3月期中に一部稼働を開始する計画です。

起工式では、カンボジア王国スン・チャントール副首相をはじめ、ケオ・ラッタナ鉱業エネルギー大臣、在カンボジア日本国大使館 永瀬 賢介公使ほか、関係者約700名にご列席いただきました。
スン・チャントール副首相からは、「ミネベアミツミのカンボジア第2工場は、同社が14年前にカンボジアに進出して以来、カンボジアで成功していることの証です。この成功事例は、カンボジアへの投資を検討する他の外国投資家を惹きつける好例となるでしょう。」とコメントをいただきました。

また、当社代表取締役会長CEO 貝沼 由久は、「ミネベアミツミは、カンボジア王国へ進出以降、14年間カンボジアとともに成長を続けてまいりました。このたび、カンボジアと当社の更なる発展の礎として、このプルサットで事業活動を新たに展開できることを大変嬉しく、誇りに思います。カンボジアでは、自社太陽光発電事業も開始予定であり、プノンペン工場と、このプルサット工場の製造工程で使用する電力は、すべてクリーンエネルギーを活用する予定です。そして、この新しいプルサット工場を、当社の機械加工部品の一大製造拠点として育てていきたいと考えています。」とコメントしました。

ミネベアミツミは、今後も唯一無二の総合精密部品メーカーとして、社会になくてはならない部品、新たな価値の創出により、国際社会の豊かな発展に貢献しながら成長してまいります。

カンボジア プルサット工場概要

場所Krakor District, Pursat Province , Cambodia
敷地規模約50ha(約500,000 ㎡)
生産品目(予定)機械加工部品(PMC製品:Precision Mechanical Component事業部製品)
スケジュール2026年3月期中に一部稼働開始予定

起工式の様子

起工式の様子

写真左側より:
カンボジア王国 スン・チャントール副首相
当社 代表取締役会長CEO 貝沼 由久

プノンペン工場について

プノンペン工場について

ミネベアミツミのカンボジア プノンペン工場は、2010年12月にカンボジア初の精密モーター製造会社として操業許可をいただき、2011年4月1日よりPPSEZ内のレンタル工場で小規模生産を開始後、2011年12月17日より、PPSEZ内に自社工場の第1棟目にて本格的な生産活動を開始しました。
その後、2013年に第2棟、2016年12月には第3棟での稼働を開始し、現在は、ミニチュア・小径ボールベアリングをはじめ、OA機器に使用されるステッピングモーター、AV機器向けなどブラシ付DCモーター、スマートLED道路灯などの生産をしています。
また、2019年以降は、カンボジアサッカー代表チームのオフィシャルパートナーとして代表チームをサポートさせていただいています。

所在地Phnom Penh Special Economic Zone, National Road 4, Sangkat Phleung Chhes Rotes, Khan Posenchey, Phnom Penh, Cambodia
操業開始2011年4月
活動概要小型モーター等電子部品の製造
従業員数約7,721人(2024年6月末時点・派遣社員等除く)

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ミネベアミツミについて

ミネベアミツミは、世界シェアNo.1*製品である、機械の回転をスムーズにするミニチュア・小径ボールベアリング(軸受)や、1直リチウムイオン電池用保護ICなどをはじめとする、超精密加工技術を代表するコア技術を中心に、半導体、モーター、センサーなど、様々な機械・電子部品を手がける相合(そうごう)**精密部品メーカーです。当社の超精密技術は、エアコン・掃除機・ドライヤー、ゲーム機などの家電製品、スマートフォン・パソコンなどの情報機器、自動車・航空・宇宙製品、そして医療機器など、幅広い分野で使用され、目に見えないところで皆様の生活をお支えしております。

* ミネベアミツミ調べ

  • ** 相合:「総合」ではなく、「相い合わせる」ことを意味し、自社保有技術を融合、活用して「コア製品」を進化させるとともに、その進化した製品をさらに相合することでさまざまな分野で新たな製品を創出すること。

ウェブサイト

報道関係お問い合わせ先 ミネベアミツミ株式会社 広報・IR室
Phone: 03-6758-6703 Fax: 03-6758-6718
E-mail: koffice@minebeamitsumi.com
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