お客様とのかかわり  過去掲載分(2017年)

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基本的な考え方

ミネベアミツミグループは、社是である「五つの心得」に基づいた「ミネベアミツミグループ品質方針」を掲げ、開発・製造・販売する製品の品質に万全を期し、世界のお客様の信頼に応えるとともに、限りある資源を無駄なく効率的に使用することによって、国際社会の発展に貢献できる「総合精密部品メーカー」となることを目指しています。

そのために品質マネジメントシステムを構築、実施し、その有効性を常に確認するとともに、継続的な改善に努めています。

品質マネジメント

品質マネジメント体制

ミネベアミツミグループは、グループ全体を対象とする「品質マネジメント管理規程」を制定し、製品、サービスの安全性確保と事故の未然防止に取り組んでいます。2016年度は、経営統合における組織体系、業務内容の変更を受け、品質マネジメント規程の改訂に向けて準備を進めました。

品質マネジメント体制は、最高責任者を社長執行役員とし、その諮問機関として「品質マネジメント委員会」を設置しています。その下位組織として各事業部を代表する品質保証実務責任者による「グループ品質保証責任者会議」にて、定期的に個別の品質課題の情報共有や、同様の問題について再発防止に取り組んでいます。また、「グループ品質管理部」が品質マネジメント委員会およびグループ品質保証責任者会議の事務局として、各事業部に対し品質マネジメントの支援・指導などを行っています。

さらに、2013年度に発足した「グループ安全規格連絡会」では、電気用品安全法(日本)への対応や、世界各地域の安全規格情報の共有・展開を行い、対応を強化しています。

品質マネジメント体制

画像:品質マネジメント体制

リスクアセスメント

ミネベアミツミグループの製品が使われる最終製品の中でも、万が一問題が発生した際に、社会に与える影響が大きい製品として、医療、車載、航空の3分野については社内標準にのっとり、リスクアセスメントを実施しています。このアセスメントは、グループ品質管理部と各事業部が協働で実施し、設計・製造でのリスクがある場合には、そのリスクの低減を推進しています。

品質向上の取り組み

お取引先様向け品質保証協定書の整備

ミネベアミツミグループでは、サプライチェーン全体でお客様からの品質要求に応えるため、お取引先様に対しては、取引基本契約のほか、品質保証協定書の締結や品質マニュアルの提示により、お取引先様の製品やサービスが当社グループの品質要求に確実に適合するようご協力いただいています。

品質マネジメントシステム認証の取得推進

ミネベアミツミグループでは、各事業部において必要な品質マネジメントシステム(QMS)規格の認証を取得しています。さらに今後の新製品に必要となる規格についても、順次認証取得を進めています。また、グループ品質管理部で内部監査員養成研修を開催し、内部監査員を継続的に養成、力量の維持を行っています。

2016年度は、各事業部にてISO 9001:2015やIATF16949:2016への移行に向けて取リ組みました。また、各事業部の品質担当者約200名を対象にISO 9001に関する研修を実施しています。

QC検定試験への対応

ミネベアミツミグループでは、従業員個々の品質評価・管理能力、改善能力の向上が、ひいては当社グループの製品品質の向上につながるとの考えから、2008年9月より一般財団法人日本規格協会および一般財団法人日本科学技術連盟が主催し、一般社団法人日本品質管理学会の認定を受けている品質管理検定(QC検定)の認定取得を推進しています。また、受検費用負担のほか、全従業員が共有する、品質管理知識向上のためのデータベースより教材を取得・学習できるようにし、事前講習会も年2回実施しています。
2016年度も多くの認定取得者を出しており、グループ累計では、約700名になりました。

AEO取得推進について

ミネベアミツミグループでは、貿易や物流を適正かつ効率的に行うため、物流管理の強化、改善を行っています。この一環として、AEO(Authorized Economic Operator)制度の認定取得を進めています。2016年度はマレーシア、韓国での取得に向けた準備と申請を行いました。

銘番ラベルの統一バーコードラベル化の推進

ミネベアミツミグループでは、製品の誤配送防止と確認作業の効率化のため、銘番ラベルの統一バーコードラベル化による物流管理を2013年度より開始しています。2016年度は、タイ製のPMモーター製品やマイクロアクチュエータ製品などでの運用を開始しました。引き続き全製品に展開するため対応を進めています。

物流品質向上のための見える化

ミネベアミツミグループでは、物流品質を向上するために、物流の見える化を推進しています。配送元と配送先のデータを集計し可視化した上でシミュレーションなどを行い、保管拠点や物流方法を最適化しています。

製品に関する情報開示

ミネベアミツミグループが提供する製品は、消費者が手にする最終製品の中に組み込まれている部品がほとんどです。そのため、安全性情報はお客様のご要求に基づき提供しています。また、製品含有化学物質管理では、お客様のご要求に基づき、お取引先様より入手した製品含有化学物質情報を基に伝達しています。

お客様とのコミュニケーション

お客様満足度調査

ミネベアミツミグループでは、各事業部が主体となってお客様満足度調査を実施しています。その評価結果は各事業部の営業部門および開発部門にフィードバックされます。お客様から一定の基準を下回る評価をいただいた場合には、部門横断での改善を検討、実施しています。

品質問題への対応

ミネベアミツミグループの製品、サービスにおいて、万が一重大な品質問題が発生した場合には、「品質マネジメント管理規程」にのっとり、必要な対応を決定しています。

今後の課題・目標

今後もさらなる品質向上に向けて取り組みを強化します。具体的には引き続きISO 9001:2015あるいはIATF16949:2016などへの移行支援に取り組んでいくほか、ミネベアミツミグループとしての新体制における品質マネジメントシステムの強化を進めていきます。

また、物流面については、海外における統一バーコードラベルの導入や物流の見える化などを通じた物流品質の向上に取り組んでいきます。

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