2018年
(2018年12月掲載)
地域人材に活躍いただく
川瀬氏 また、これまで本学の卒業生十数名が貴社に就職させていただいているのですが、ここ5年ほどは実績がありません。これを機に、採用面でも関係を再構築させていただければと思います。インターンシップや情報交換会などの取り組みも進めておりますので、それをきっかけにしていただければ幸いです。
松田 2018年4月入社ではグループ全体で新卒を120名採用、そのほかに前期は中途で150名を採用しました。事業の変化のスピードが速くなっている中、それに対応できる即戦力が必要だということで中途採用の割合が高くなっているのですが、一方で、新卒の採用も増やして戦力として育てていきたいという考えもあります。千歳事業所でも人手不足が顕著ですし、2019年4月入社の新卒も190名という大量採用を予定しております。ぜひよろしくお願いいたします。インターンシップも、できるだけ前向きに受け入れたいと思っております。
千歳科学技術大学
専務理事 渡邊氏
渡邊氏 新卒で入社された方が戦力とみなされるまでにはどのくらいの期間が必要でしょうか。
松田 部署にもよりますが、営業でも技術でも、やはり5年は続けてもらいたい。ある程度長い目で見る必要があると感じています。
渡邊氏 なるほど。わたしどもの調査では、相当数の卒業生が3年以内に離職しているという結果が出ているのですが、実情はどうなのでしょうか。また離職を減らすために何か対策は講じておられますか。
松田 離職率は非常に低くて3.4%です。やはり、若い層からシニア世代まで、働きやすい職場だということではないかと自負しています。
久米 特に、千歳事業所はグループの中でも離職率は低いほうです。
坂井 ある従業員が「どうもこの業務は不向きだ」というときには、別の部署に移ることができることも、離職率が低い理由の一つだと思います。
松田 そうですね。自分から手を挙げて「他の部署に異動したい」と言える仕組みがあります。せっかくミネベアミツミで働くのであれば、やりたいことに取り組んでモチベーションを上げてもらったほうがいいと思うのです。