追加説明

更新日: 2007年6月29日

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第61回定時株主総会

当社グループの「対処すべき課題」につきましては、お手許の招集ご通知9ページの記載いたしておりますが、過去第60月期を「構造改革の年」、前第61期を「負の駆逐の年」と位置づけ、取り組んでまいりました。これはほぼ目標を達成したと認識しております。
今期、第62期は「更なる前進の年」として、事業の拡大そして利益の増大に取り組んで参ります。

グループ全体の事業を持続的成長軌道に乗せてゆくことが不可欠であり、中期的にも更には長期的にも明確な指標を持って取り組んでゆく必要があると考えております。その実現のため今期を含めた中期事業計画として三ヶ年計画を策定しました。
この中期計画では、売上高を第63期で3,500億円、第64期で3,700億円を目指してまいります。その上で計画最終年度第64期では営業利益率につきまして、二桁10%以上を果たすべく取り組んでまいります。
この中期三ヶ年計画では初年度の今期を「前進」、二年目を「進歩」、三年目を「飛躍」とうたい、将来への事業拡大につなげるようにしたいと考えております。
長期的な展望として、五年後の2012年3月期では売上高5,000億円達成を目標といたします。

将来の成長を実現させるため、当社は「ものづくりで勝てる会社、技術で勝てる会社」を目指します。
そのような環境下での当社の事業課題は、「新製品の導入」「新市場の開拓」「生産技術の革新」であります。これらを独立して進めるのではなく、常に相互に関連性を持たせて進めてまいります。

また、業務拡大以外の喫緊の課題でありますコーポレートガバナンスの確立でありますが、お手許の招集ご通知18ページから21ページに記載してあります通り、会社法上の内部統制体制の整備につきましては、鋭意取り組んでいるところでございます。
加えて、金融商品取引法に基づく財務報告に係わる内部統制システム構築につきましても、あらたに担当部署を立ち上げて推進しているところでございます。
更に買収防衛策につきましても、お手許の招集ご通知22ページに基本的な考えをお示ししておりますが、特に株主様の利益に留意し、検討してまいります。

1982年に、バンコック市の北方75kmの所にあるアユタヤ市で、生産活動を開始して以来、25年が経過いたしました。

現在タイは、四地域に工場群を展開し、従業員約三万人、ミネベアグループの総生産高の約50%を産出する、最大の拠点となっております。

「ミニチュア・小径ボールベアリング」、「ピボットアッセンブリー」、「ハードディスクドライブ用スピンドルモータ」、及び、「液晶用ライティングデバイス」等の生産拡大を行うなど、当社の主力生産基地としての拡充が続いております。

当社は、1994年に、中国の上海市郊外にミネベアグループ初の中国現地法人『上海美倍亜精密机電有限公司』を設立し、「ミニチュア・小径ボールベアリング」と「ファンモータ」の生産を開始いたしました。

その後、それら製品の生産は順調に引き上り、現在では上海に三工場、珠海に一工場を有し、「ミニチュア・小径ボールベアリング」、「ファンモータ」、「計測機器」、「コンピューター用キーボード」、「振動モータ」等を生産しております。
そのうち、「ファンモータ」、「キーボード」について主力の生産工場となっております。
ミネベアグループ総生産額に占める中国の比率は、現在約20%であり、タイに次ぐ第二の生産基地であります。

今後は、中国国内市場および世界市場、中国国内情勢ならびに人民元の為替の動向等をよく見極めながら、生産品目、生産規模の判断を行ってまいります。

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