2025年

2025年10月3日

画像:FASFマーク

ミネベアミツミ株式会社

(開示事項の経過)株式会社ツバキ・ナカシマの新設分割会社の
株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ

ミネベアミツミ株式会社(以下、「当社」)は、2024年2月9日付「株式会社ツバキ・ナカシマの新設分割会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」、2024年9月19日付「(開示事項の変更)「株式会社ツバキ・ナカシマの新設分割会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」の変更に関するお知らせ」、2024年11月11日「(開示事項の変更)ツバキ・ナカシマが運営するボールねじ及びボールウェイの製造及び販売事業の品質データ改ざん問題について」及び2025年7月31日付「(開示事項の変更)「株式会社ツバキ・ナカシマの新設分割会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、株式会社ツバキ・ナカシマ(以下、「ツバキ・ナカシマ」)から、ツバキ・ナカシマが運営するボールねじ及びボールウェイの製造及び販売事業(以下、「本対象事業」)をツバキ・ナカシマにおいて分割準備会社としてツバキ・ナカシマの完全子会社であるTNリニアモーション株式会社(以下、「新会社」)を設立した上で、本対象事業を会社分割(略式・簡易吸収分割)(以下、「本件吸収分割」)により新会社に承継させ、また、本件吸収分割の承継資産にツバキ・ナカシマの子会社であるTN TAIWAN CO., LTD.(以下、「TJT」)の株式を含めることによりTJTを新会社の子会社とした上で、新会社の全株式を当社が取得し、子会社化すること(以下、「本株式取得」)を決定しておりましたが、本日、本株式取得を完了いたしましたので、お知らせいたします。なお、本株式取得が完了したことに併せ、新会社は、本日付でその商号を「ミネベアリニアモーション株式会社」に変更し、その本店所在地を「長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106番地73」に変更いたしました。また、TJTは、その商号を「Minebea Linear Motion (Taiwan) Inc.」に変更する予定です。

1. 本取引の目的及び今後の運営方針

当社は、超精密加工技術や大量生産技術等の当社の強みを発揮でき、且つ簡単に無くならない製品をコア事業「8本槍」として位置付けると共に、これらを相合*1(そうごう=相い合わせる)することにより新たな価値をお客様に提供していくことを基本戦略としております。ボールねじ及びボールウェイは当社のプレシジョンテクノロジーズ事業において現在製造を行っておらず、当社は本件株式取得を通じた製品ポートフォリオの充実を通して更なる事業拡大を志向しております。
本対象事業は、1959年に日本で初めてボールねじを生産販売した歴史と長年にわたり蓄積したノウハウに裏付けられた高い技術力を有し、ボールねじやボールウェイ等を始めとして、多岐にわたる他社に無い製品ラインナップを取り揃えており、幅広い産業において本対象事業の製品が使用されています。当社は、本対象事業を当社のプレシジョンテクノロジーズ事業における新たな主柱として展開できると考えており、8本槍とのシナジー創出が可能な中核事業がポートフォリオに加わることとなり、当社の企業価値の最大化につながると考えております。
ボールねじ業界は、グローバルで2,000億円以上の市場規模を有し、今後も半導体製造装置や産業用ロボットといった高い成長率で市場規模が拡大する分野をはじめ、医療機器、物流・搬送機械などの幅広い分野における需要拡大を背景に、継続的な成長が期待できる魅力的な市場と考えております。当社は、当社グループが保有するグローバルな技術・販売力等のリソースの積極的な活用により、ボールねじ及びボールウェイ業界における本対象事業の既存シェア拡大と市場での地位向上を目指してまいります。

  • *1 相合:「総合」ではなく、「相い合わせる」ことを意味する造語。
    当社グループのあらゆるリソースを掛け合わせ、相乗効果により新たな価値を創造する。

2. 異動する子会社の概要

(1)名称 TNリニアモーション株式会社
(2)所在地 奈良県葛城市尺土19番地
(3)代表者の役職・氏名 取締役 三宅 久裕
(4)事業内容 ボールねじ及びボールウェイの製造及び販売事業
(5)資本金 100万円
(6)設立年月日 2024年10月4日
(7)大株主及び持株比率 株式会社ツバキ・ナカシマ 100%
(8)当社と当該会社の関係 資本取引 記載すべき事項はありません。
人的関係 記載すべき事項はありません。
取引関係 記載すべき事項はありません。
関連当事者への該当状況 該当事項はありません。

3. 本株式取得の相手先の概要

(1)名称 株式会社ツバキ・ナカシマ
(2)所在地 奈良県葛城市尺土19番地
(3)代表者の役職・氏名 取締役兼代表執行役社長CEO 松山 達
(4)事業内容 各種精密球、玉軸受、コロ軸受及び同附属品の製造販売、その他
(5)資本金 ※1 17,117百万円
(6)設立年月日 2007年1月5日
(7)純資産 ※1 61,508百万円
(8)総資産 ※1 174,721百万円
(9)大株主及び持株比率 ※2 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 13.32%
BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FUND 3.32%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
(株式付与ESOP信託口・80189口)
2.25%
(10)当社と当該会社の関係 資本取引 記載すべき事項はありません。
人的関係 記載すべき事項はありません。
取引関係 製品に関する取引があります。
関連当事者への該当状況 該当事項はありません。
  • ※1 数値は全て2024年12月31日のものを記載しております。
  • ※2 内容は2025年6月30日のものを記載しております。

4. 今後の見通し

本件に伴う2026年3月期の当社の連結業績に与える影響は軽微と見込んでおります。今後、開示すべき事項が発生した場合には、判明次第速やかに開示いたします。

以上

会社名 ミネベアミツミ株式会社
代表者名 代表取締役 会長 CEO 貝沼 由久
(コード番号 6479 東証プライム)
問合せ先 広報・IR室長 小峯 康生
(Phone: 03-6758-6703)
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