2023年

2023年12月18日

ミネベアミツミ株式会社

ミネベアミツミ、カンボジア鉱業エネルギー省と太陽光発電事業に関する覚書締結のお知らせ

このたび、ミネベアミツミ株式会社(本社:長野県、代表取締役会長CEO:貝沼 由久、以下 ミネベアミツミ)は、カンボジア鉱業エネルギー省(Ministry of Mines and Energy、以下MME)との間で、太陽光発電事業に関する覚書を締結いたしました。

本覚書は、本日開催されたアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC : Asian Zero Emissions Community)首脳会議にあわせて、H.E. Keo Rattanak, Minister of Mines and Energyと当社代表取締役会長CEO 貝沼 由久の間で締結されました。

ミネベアミツミでは、ミネベアミツミのカンボジア国内の既存工場、および将来の工場拡張時に必要となる電力の全量を再生可能エネルギーで対応することを目標としており、カンボジア現地の政府認定電力事業者であるSchneiTec社とミネベアミツミが協働で、カンボジア プルサット州クラコー地区において、50MW規模の太陽光発電事業を2025年度中に操業開始、以降20年間にわたり操業することを計画しています。
この構想は、超精密加工技術と大量生産を両立する、ミネベアミツミの競争力の源泉を支える現在の垂直統合生産システムに、電力の自家発電をくわえることで、究極の垂直統合生産システムを実現するものです。

また、このカンボジアにおける太陽光発電事業により、ミネベアミツミのカンボジア工場での使用電力の100%を再生可能エネルギー化することが可能になると同時に、2023年11月2日当社決算説明会において発表いたしましたとおり、フィリピン共和国のミネベアミツミの工場の使用電力についても、大規模太陽光発電設備(セブミツミ工場敷地内で稼働済、起電力7.9MWの自家発電設備)、ならびにフィリピン国内における電力調達契約(PPA)により、100%再生可能エネルギーで対応することが可能になります。

ミネベアミツミは、カンボジアのプノンペン経済特区(PPSEZ)に同国初の精密電子部品メーカーとして2010年に現地法人を設立し、翌2011年に生産を開始いたしました。ミネベアミツミ カンボジア工場では、ベアリングや小型モーター等のミネベアミツミの製品を幅広く手がけ、設立以来さまざまな電子部品の製造を通じて、現地の雇用創出や従業員の生活環境整備、人材育成など地域社会への貢献に取り組んでまいりました。

また、現在ミネベアミツミは、グループ環境方針のもと、2031年3月期までに温室効果ガス排出量30%削減(2021年3月期比)、2050年には実質ゼロの達成を目指しており、その実現のため、世界各国の自社拠点への太陽光発電システムの導入をはじめとする様々な施策を検討し、脱炭素・環境負荷低減に関する取組みをより一層強化しています。

ミネベアミツミは、「より良き品を、より早く、より多く、より安く、より賢くつくることで持続可能かつ地球にやさしく豊かな社会の実現に貢献する」という経営理念のもと、今後も再生可能エネルギーのさらなる普及拡大、持続可能な社会の実現に努めてまいります。

ミネベアミツミが太陽光発電事業を計画するカンボジア プルサット州

ミネベアミツミが太陽光発電事業を計画するカンボジア プルサット州

覚書締結時の様子

文書交換時の様子(当社撮影)

写真前列左側より:
ケオ・ラタナック鉱工業エネルギー大臣
(His Excellency Keo Rattanak, Minister of Mines and Energy)
当社 代表取締役会長CEO 貝沼 由久

写真後列左側より:
フン・マネットカンボジア王国首相
(Samdech Moha Borvor Thipadei HUN Manet, Prime Minister of the Kingdom of Cambodia)
岸田 文雄 日本国内閣総理大臣

ミネベアミツミのサスティナビリティについて

サスティナビリティ - ミネベアミツミ(minebeamitsumi.com)

ご参考

ミネベアミツミカンボジア工場について

ミネベアミツミカンボジア工場

ミネベアミツミ カンボジア工場は、2010年12月にカンボジア初の精密モーター製造会社として操業許可をいただき、2011年4月1日よりPPSEZ内のレンタル工場で小規模生産を開始後、2011年12月17日より、PPSEZ内に自社工場の第1棟目にて本格的な生産活動を開始しました。
その後、2013年に第2棟、2016年12月には第3棟での稼働を開始し、現在は、ミニチュア・小径ボールベアリングをはじめ、OA機器に使用されるステッピングモーター、AV機器向けなどブラシ付DCモーター、スマートLED道路灯などの生産をしています。
また、2019年以降は、カンボジアサッカー代表チームのオフィシャルパートナーとして代表チームをサポートさせていただいています。

所在地Phnom Penh Special Economic Zone, National Road 4, Sangkat Phleung Chhes Rotes, Khan Posenchey, Phnom Penh, Cambodia
操業開始2011年4月
活動概要小型モーター等電子部品の製造
従業員数約7,500人(2023年9月末派遣等含む)

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ミネベアミツミについて

ミネベアミツミは、世界シェアNo.1*1製品である、機械の回転をスムーズにするミニチュア・小径ボールベアリング(軸受)や、1直リチウムイオン電池用保護ICなどをはじめとする、超精密加工技術を代表するコア技術を中心に、モーター、センサー、半導体など、様々な機械・電子部品を手がける相合(そうごう)*2精密部品メーカーです。当社の超精密技術は、エアコン・掃除機・ドライヤー、ゲーム機などの家電製品、スマートフォン・パソコンなどの情報機器、自動車・航空・宇宙製品、そして医療機器など、幅広い分野で使用され、目に見えないところで皆様の生活をお支えしております。

  • *1 ミネベアミツミ調べ
  • *2 相合:「総合」ではなく、「相い合わせる」ことを意味し、自社保有技術を融合、活用して「コア製品」を進化させるとともに、その進化した製品をさらに相合することでさまざまな分野で新たな製品を創出すること。

ウェブサイト

報道関係お問い合わせ先 ミネベアミツミ株式会社 広報・IR室
Phone: 03-6758-6703 Fax: 03-6758-6718
E-mail: koffice@minebeamitsumi.com
ミネベアミツミ株式会社およびミネベアミツミグループ各社の、おもなニュースリリースを掲載しています。
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