2023年
2023年12月11日
ミネベアミツミ株式会社
ミネベアミツミグループのミツミ電機、
千歳事業所において自己託送*1による太陽光発電の活用開始のお知らせ
~半導体工場としては国内初*2の、生産活動への再生可能エネルギーの活用~
このたび、ミネベアミツミグループのミツミ電機(株)千歳事業所(北海道千歳市、以下 千歳事業所)では、日本国内では初となる、半導体工場の生産活動における太陽光発電電力の活用を、自己託送により開始いたします。
北海道石狩市生振(おやふる)に設置した太陽光発電装置
千歳事業所は、ミネベアミツミグループ国内最大の半導体工場であり、北海道で唯一の半導体前工程工場として創業40年を迎えました。
今般、ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:竹内一弘、以下 JRE)のサポートのもと、北海道内に5拠点の大規模太陽光発電システムを設置いたします。これらの5拠点において発電された電力は、自己託送により千歳事業所での半導体製造に活用し、CO2排出量の低減およびコストダウンを実現します。
千歳事業所では、今月以降順次運転を開始する、当大規模太陽光発電システムを活用することで、千歳事業所にて使用するピーク電力量の全量を太陽光発電により調達する計画で、すべてのシステムの運転開始後は、5拠点合計で約16.7GWhの電力容量が発電できる見込みです。これは、1需要拠点あたりの太陽光発電システムの導入としては北海道最大規模*3、ミネベアミツミグループの中でも最大級の調達量(=電力容量)となり、これにより、約9,029t-CO2/年の温室効果ガス排出量削減効果が期待されます。
また、本件の計画策定および運用開始に際しては、アドバイザーとしてワールドキネクトコーポレーション(本社:米国フロリダ州、日本支社:東京都千代田区)にも参加いただきました。
自己託送のイメージ図
太陽光発電による自己託送開始セレモニー
写真左側より: | |
---|---|
ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社 事業開発本部長 | 張 廷 様 |
ミツミ電機株式会社 取締役常務執行役員半導体事業部長 | 矢野 功次 |
経済産業省北海道経済産業局地域経済部製造・情報産業課長 | 佐々木 信之 様 |
北海道経済部産業振興局次世代半導体戦略室長 | 青山 大介 様 |
千歳市産業振興部産業支援室長 | 横山 貴史 様 |
ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社 取締役 副社長 | 田中 信昭 様 |
ミツミ電機株式会社 半導体事業部 副事業部長 | 久米 卓史 |
現在ミネベアミツミは、グループ環境方針のもと、2031年3月期までに温室効果ガス排出量30%削減(2021年3月期比)、2050年には実質ゼロの達成を目指しています。そのため、世界各国の自社拠点への太陽光発電システムの導入をはじめとする様々な施策を検討し、脱炭素・環境負荷低減に関する取組みをより一層強化しています。
ミネベアミツミは、「より良き品を、より早く、より多く、より安く、より賢くつくることで持続可能かつ地球にやさしく豊かな社会の実現に貢献する」という経営理念のもと、今後も再生可能エネルギーのさらなる普及拡大、持続可能な社会の実現に努めてまいります。
- *1 自己託送 :自社が維持及び運用する発電設備で発電された電気を、送配電ネットワークを通して、別の場所にある自社設備に供給する方法
- *2 日本における初の半導体前工程工場による太陽光発電電力活用による生産活動(ワールドキネクトコーポレーション調べ)
- *3 1需要拠点あたりの太陽光発電システム導入では北海道最大規模(ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社調べ)
ミネベアミツミのサスティナビリティについて
ミツミ電機(株)千歳事業所について
ミツミ電機(株)千歳事業所は、千歳臨空工業団地に立地し千歳市と共生する企業として1983年(昭和58年)に操業を開始、ミネベアミツミグループの国内主力半導体製造の拠点のひとつとして、半導体の設計・開発・製造および販売などをおこなっています。
所在地 | 北海道千歳市泉沢1007-39 |
---|---|
操業開始 | 1983年7月 |
活動概要 | 半導体の開発、設計及び半導体の製造(前工程) |
従業員数 | 645人(2023年10月派遣等含む) |
ミネベアミツミについて
ミネベアミツミは、世界シェアNo.1*4製品である、機械の回転をスムーズにするミニチュア・小径ボールベアリング(軸受)や、1直リチウムイオン電池用保護ICなどをはじめとする、超精密加工技術を代表するコア技術を中心に、モーター、センサー、半導体など、様々な機械・電子部品を手がける相合(そうごう)*5精密部品メーカーです。当社の超精密技術は、エアコン・掃除機・ドライヤー、ゲーム機などの家電製品、スマートフォン・パソコンなどの情報機器、自動車・航空・宇宙製品、そして医療機器など、幅広い分野で使用され、目に見えないところで皆様の生活をお支えしております。
- *4 ミネベアミツミ調べ
- *5 相合:「総合」ではなく、「相い合わせる」ことを意味し、自社保有技術を融合、活用して「コア製品」を進化させるとともに、その進化した製品をさらに相合することでさまざまな分野で新たな製品を創出すること。
報道関係お問い合わせ先 | ミネベアミツミ株式会社 広報・IR室 Phone: 03-6758-6703 Fax: 03-6758-6718 E-mail: koffice@minebeamitsumi.com |
---|
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。製品または商品の仕様変更・販売終了等により、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。