2023年
2023年1月27日
ミネベアミツミ株式会社
株式会社ホンダロックの株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ
ミネベアミツミ株式会社(以下、「当社」)は、2022年8月4日付「株式会社ホンダロックの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、本田技研工業株式会社との間で株式会社ホンダロック(以下、「対象会社」)の株式取得(以下、「本株式取得」)に係る株式譲渡契約を締結しておりましたが、本日、本株式取得を完了し、対象会社の名称をミネベア アクセスソリューションズ株式会社(以下、「ミネベア アクセスソリューションズ」)に変更致しましたので、お知らせ致します。
1. 本取引の目的及び今後の運営方針
当社は、超精密加工技術や大量生産技術等の当社の強みを発揮でき、且つ簡単には無くならない製品をコア事業「8本槍」として位置付けると共に、これらを「相合」*1(そうごう=相い合わせる)することにより新たな価値をお客様に提供していくことを基本戦略としております。自動車(キーセット、ラッチ、ドアハンドル、キーレスエントリーシステム、リアゲートの自動開閉システム等)、産業(スイッチ等電装部品、コントローラ、チェンジレバー等)、住宅(ドアロック、電子錠、カード錠等)向けのアクセス製品は当社のコア事業「8本槍」の一つであり、大きな成長領域と位置付けております。特に自動車関連事業はCASE*2に代表される100年に一度の大転換期を迎えているなかで、次世代乗降システム関連製品の開発や電装化・電動化に対する「相合製品」の推進等を通じて、最終顧客である自動車メーカーの要求に合致した製品と技術の提案を行う役割を一層強化することで、更なる事業拡大を志向します。
ミネベア アクセスソリューションズは、これまで本田技研工業株式会社の中核子会社の一つとして、セーフティ&セキュリティーをキーポイントに自動車の鍵と錠(Security)の分野と安全(Safety)に係わる製品を多数手掛けてまいりました。
当社のアクセス製品事業は、2019年に株式会社ユーシン(以下、「ユーシン」)との経営統合以降、ユーシンの持つ技術力と当社の有する製品開発力を「相合」することで、自動車の開閉機構やスマートロックの進化に大きく貢献してまいりました。
ミネベア アクセスソリューションズと当社は、本件を通じ当社グループ全体でホンダのサプライヤーとして様々な分野で協力関係を構築しうるのみならず、ミネベア アクセスソリューションズとユーシンとの間では親和性の高い製品領域が多く、相互にビジネスを補完することもできるため、様々なシナジー効果の発揮が可能と考えております。具体的には、高い技術の「相合」により更なる高性能・高機能製品の開発・製造が可能となること、顧客基盤の「相合」や販路の相互活用を通じた販売機会の拡大、進出地域の相互補完を通じたグローバルベースでの顧客対応の強化を通じて、Tier1サプライヤーのポジションを更に強固にすることができると考えております。また、ユーシンのみならず、当社グループとミネベア アクセスソリューションズとの販路の相互活用や幅広い製品・技術・顧客基盤との「相合」により、アクセス製品に限定されないシナジー効果の創出も期待できます。当社は、本株式取得を通じて、8本槍の一つであるアクセス製品事業を強化するとともに、自動車部品メーカー及びTier1サプライヤーとしての地位を一層確固たるものとし、Tier1ビジネスの機会を活用して更なる事業拡大に取り組んでまいります。
また、当社は、2022年8月にアクセス製品事業のFY28目標として、売上高3,000億円・営業利益率10%を公表しておりますが、本株式取得により、本目標を達成する為の確かな土台作りが出来ました。今後は、当社のアクセス製品事業の規模拡大と車載部品市場での地位向上を早期に実現するとともに、日本の自動車産業、および精密部品産業のさらなる成長に寄与してまいります。
- *1 相合:「総合」ではなく、「相い合わせる」ことを意味し、自社保有技術を融合、活用して「コア製品」を進化させるとともに、その進化した製品をさらに「相合」することでさまざまな分野で新たな製品を創出すること。
- *2 Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)
2. ミネベア アクセスソリューションズの概要
(1)名称 | ミネベア アクセスソリューションズ株式会社 | |
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(2)所在地 | 宮崎県宮崎市佐土原町下那珂3700番地 | |
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 川嶋 和久 | |
(4)事業内容 | 四輪・二輪車・農業機械用部品および 住宅用キーレスシステムの開発・製造・販売 |
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(5)資本金 | 2,150百万円 | |
(6)設立年月日 | 1962年(昭和37年)4月 | |
(7)大株主及び持株比率 | ミネベアミツミ株式会社 | |
(8)連結売上高 | 93,538百万円(2022年3月期) | |
(9)役員 | 代表取締役 | |
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(10)子会社 | 株式会社ヒロセ精工 株式会社ネクスビジョン Minebea AccessSolutions USA Inc. Minebea AccessSolutions Mexico S.A. de C.V. Minebea AccessSolutions Brazil Ltd. Minebea AccessSolutions São Paulo Ltd. Minebea AccessSolutions Thai Ltd. Minebea AccessSolutions R≈D Asia Ltd. PT.Minebea AccessSolutions Indonesia Minebea AccessSolutions Vietnam Ltd. Minebea AccessSolutions(Guangdong)Co., Ltd. Minebea AccessSolutions(Wuhan)Co., Ltd. Minebea AccessSolutions R&D(Zhongshan)Co.,Ltd. Hirose Mold (Zhongshan) Co., Ltd. |
3. 今後の見通し
本件に伴う2023年3月期の当社連結業績に与える影響については、判明次第速やかに開示致します。
以上
会社名 | ミネベアミツミ株式会社 |
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代表者名 | 代表取締役 会長兼社長執行役員 貝沼 由久 (コード番号 6479 東証プライム) |
問合せ先 |
広報・IR室長 小峯 康生 |
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。製品または商品の仕様変更・販売終了等により、最新の情報と異なる場合がございますので、ご了承ください。