2007年
2007年10月30日
ミネベア株式会社
個別決算での特別損失の計上及び業績予想修正に関するお知らせ
当社は、平成19年10月30日開催の取締役会において、東南アジア地域営業本部機能の移転により、Minebea Technologies Pte. Ltd.が保有するのれんの時価評価による特別損失の計上にともない、同社に対する貸倒引当金計上による特別損失の計上について決議いたしました。
なお、本件については、平成19年3月23日に「東南アジア地域営業本部機能のタイへの移転」にて既に開示しており、今回個別決算への影響額が見込まれましたので、適時開示いたします。
また、最近の業績の動向等を踏まえ、平成19年5月8日の決算発表時に公表した平成20年3月期 (平成19年4月1日~平成20年3月31日) 中間期業績予想 (個別・連結) 及び業績予想 (個別) を修正いたしましたので、お知らせいたします。
記
1.特別損失の計上について
(1) 当該事象の内容
当社の子会社であるMinebea Technologies Pte. Ltd. (シンガポール法人) を通じて、東南アジア地域 (主に、シンガポール・タイ・マレーシア・フィリピン・インドネシア・インド等) の顧客に対して、タイ・中国・シンガポール等の当社工場にて生産したベアリング及びベアリング関連製品、モーター、その他電子機器等を販売しておりましたが、当社の最大生産基地であるタイ工場の製品が最大販売製品となっており、タイ工場と顧客とを結びつける役割が東南アジア地域の営業本部に強く求められるようになってきております。
このような状況下で、当社としては東南アジア地域の更なる拡販、より迅速な顧客サービスに対応するために、東南アジア地域の営業本部機能をタイ国の当社子会社であるMinebea Thai Ltd.へ平成19年11月1日付で移転し、また、シンガポール営業機能は、当社の子会社であるNMB Singapore Ltd.へ平成19年11月1日付で移転し、営業本部機能の移転後、Minebea Technologies Pte. Ltd.は、会社清算手続きを行います。
なお、この東南アジア地域営業本部機能の移転により、Minebea Technologies Pte. Ltd.が保有するのれんの時価評価による特別損失の計上により、同社に対する貸倒引当金計上による特別損失を単体決算に計上することといたしました。
(2) 当該事象の発生年月日 平成19年11月1日
(3) 当該事象の損益に与える影響額
上記事象により、平成20年3月期の単体決算において、4,000百万円を特別損失に計上することといたしました。
また、連結決算において、在外子会社におけるのれんは、一定の期間により既に均等償却しているため、連結決算の業績に与える影響はありません。
2.業績予想の修正について
(1) 個別決算
1. 中間期 (平成19年4月1日~平成19年9月30日)
(単位:百万円)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
前回発表予想 (A) | 118,000 | 1,100 | 3,800 | 1,800 |
今回修正予想 (B) | 114,833 | 3,367 | 4,461 | 1,910 |
増減額 (B-A) | △ 3,167 | 2,267 | 661 | 110 |
増減率 | △ 2.7% | 206.1% | 17.4% | 6.1% |
前期 (平成19年3月期) 中間期実績 | 114,170 | 4,375 | 4,946 | 2,544 |
2. 通期 (平成19年4月1日~平成20年3月31日)
(単位:百万円)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
前回発表予想 (A) | 245,000 | 3,000 | 9,200 | 4,800 |
今回修正予想 (B) | 235,000 | 7,500 | 12,700 | 4,000 |
増減額 (B-A) | △10,000 | 4,500 | 3,500 | △800 |
増減率 | △ 4.1% | 150.0% | 38.0% | △16.7% |
前期 (平成19年3月期) 通期実績 | 228,406 | 8,948 | 12,396 | 5,618 |
(2) 連結決算
1. 中間期 (平成19年4月1日~平成19年9月30日)
(単位:百万円)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
---|---|---|---|---|
前回発表予想 (A) | 162,500 | 14,000 | 11,500 | 6,500 |
今回修正予想 (B) | 168,247 | 15,121 | 13,236 | 7,474 |
増減額 (B-A) | 5,747 | 1,121 | 1,736 | 974 |
増減率 | 3.5% | 8.0% | 15.1% | 15.0% |
前期 (平成19年3月期) 通期実績 | 163,998 | 13,367 | 10,947 | 7,468 |
2. 通期 (平成19年4月1日~平成20年3月31日)
連結の通期業績予想については、平成19年5月8日に発表した業績予想に変更はありません。
(3) 修正の理由
上記の修正は、ベアリング及びロッドエンドベアリング等の機械加工品並びに情報モーター及びキーボード等の電子機器の業績が好調に推移したことから、個別並びに連結とも当初の予想を大きく上回る見込となった事によるものであります。
なお、連結の通期業績予想については、平成19年5月8日に発表した業績予想に変更はありません。
(注) 本業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。
実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
3.補足事項
Minebea Technologies Pte. Ltd. (シンガポール法人) の概要
社長: 道正光一
設立年月日: 1992年8月
資本金: 40百万シンガポールドル
売上高: 263百万USドル(2007年3月期)
ミネベアグループ製品の販売 (東南アジア地域)
株主構成及び所有割合: ミネベア100%
Minebea Thai Ltd. (タイ法人) の概要
社長: 飯島守皓
設立年月日: 1984年5月
資本金: 8,381百万バーツ
売上高: 24,899 百万バーツ(2007年3月期)
ミネベアグループ製品の製造
株主構成及び所有割合: ミネベア100%
NMB Singapore Ltd. (シンガポール法人) の概要
社長: 飯島守皓
設立年月日: 1972年2月
資本金: 38百万シンガポールドル
売上高: 85百万シンガポールドル (2007年3月期)
ミネベアグループ製品の製造
株主構成及び所有割合: ミネベア100%
以上
会 社 名 | ミネベア株式会社 |
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代表者名 | 代表取締役 社長執行役員 山岸 孝行 (コード番号 6479 東証第1部) |
問合せ先 | 専務執行役員 管理本部副本部長 屋代 榮 (TEL: 03-5434-8611) |
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