2006年
2006年3月14日
ミネベア株式会社
ミネベア 2006年3月末RoHS対応完了を確認。国家試験所認定（ISO/IEC 17025）も取得。
ミネベア株式会社（以下、ミネベア）は、グループ全社を挙げてEU指令 RoHS規制への対応を進めて来ましたが、このたび、2006年7月1日からの本規制の正式実施に先立ち、2006年3月末日までに、ミネベアの特殊用途（航空機部品、等）を除く全製品・全型式において、規制有害物質である鉛・水銀・カドミューム・六価クロムなど6物質の完全排除が完了することが確認されました。
ミネベアでは、この体制を将来に亘って確実に維持し、自社製品に使用する各種の材料の中に規制有害物質が含まれていない事を自ら保証する為に、ミネベア第一・第二の量産工場であるタイ工場と上海工場において、分析業務分野での国際標準規格である「 ISO/IEC 17025 」に基づく、タイ国及び、中国の国家試験所認定取得の準備を進めておりましたが、この度、タイのミネベアR&Dセンターがその認定を取得しました。中国工場（上海工場）においても近々認定を入手できる見込みとなっております。
この認定を受けた試験所が発行する試験成績書は、国際間の相互認証取り決め（Mutual Recognition Arrangement 通称MRA）に基づき、国際間取引において有効なものとして扱われます。
ミネベアでは、RoHS対応をより確実にするために、規制有害物資が含まれている可能性のある材料を使用している工場・部門に、蛍光X線分析装置を導入し、部材の受け入れ検査時の全ロットについてスクリーニングﾞをかける工程を設けました。この工程で定められた値以上の規制有害物質の含有が認められる場合、上記の認定試験所で精密分析を行い、規制値を超えているか否かの判定をする体制を採っております。
ミネベアは、1993年4月に、生産工程での洗浄方式を、純水を使用する方式に変更する事により、世界のベアリング業界の先頭を切って、オゾン層破壊物質である特定フロンの使用を全廃するなど、経営上の最重要課題として環境保全を推進して参りました。今後も同様の方針で、環境保全活動を積極化して参ります。
以上
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ミネベア株式会社
総合企画部 広報室
広報担当：石河 正樹（いしかわ まさき）
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