2001年

2001年6月26日

ミネベア株式会社

ミネベアが20GB / Platter 大容量2.5インチHDD向けに
「高精度ROベアリング」搭載のスピンドルモーターの本格量産開始

この度ミネベアは、20GB / Platter大容量2.5インチHDD用に「高精度ROベアリングを使用したスピンドルモーター」の本格量産を開始致しました。

「ROベアリング」は、50年におよぶ精密小型ボールベアリングの生産実績をベースに、ミネベアが独自に開発した極めて信頼性の高い高精度ボールベアリングであり、ミネベア製HDD用スピンドルモーターに広く使用されております。

「ROベアリング」は、その外輪一体構造によりNRRO(Non Repeatable Run-Out/非繰り返し性軸横ぶれ)やミスアラインメントを小さくすることが可能となり信頼性・回転性能の点で優れている他、組み込まれるモーターの小型化を可能とする特長があり、今後市場拡大が見込まれる1.8インチHDD用にも、ROベアリング搭載型スピンドルモーターの量産準備が進行中であります。

今回本格的量産を開始した2.5インチHDD用スピンドルモーターには、内輪の剛性・ボール転送面(溝)の精度・ボールの真球度・面粗さのレベルを高める事により、信頼性の更なる向上と、NRRO及び音響レベルの大幅低減を実現した「新タイプROベアリング」を使用しております。

また、高容量3.5インチHDD用スピンドルモーターに組み込んでいる「ROベアリング」には自社製セラミックボールを使用しておりますが、近く2.5インチHDDスピンドルモーター用「ROベアリング」にもセラミックボールを使用し、信頼性、NRROと音響特性の更なる改善を図る予定であります。

ミネベアは、HDD用スピンドルモーターの他、ステッピングモーター、ファンモーターなどの小型モーターで30年以上の生産実績を持つモーターメーカーでもありますが、ボールベアリングをはじめ、シャフトやリードスクリュー、ハブ、マグネットなど、リード線や巻き線を除く構成部品の殆どを内製する事により、品質、供給力、納期スピード、製造コストの点での強い競争力を実現しております。特にモーターの精度の決め手となるボールベアリングを内製している事は、競合他社にない独自の強さとなっております。

特にHDD用スピンドルモーターに関しては、2000年11月に流体軸受の量産を開始した他、2001年3月にはグループ最大規模の製造拠点であるタイのバンパイン工場に流体軸受およびHDDスピンドルモーター用の新工場(床面積:25,000)を竣工するなど、HDD市場の多様なニーズに対応できる体制を整えております。


以上


ミネベア株式会社 総合企画部広報室

総合企画部長 / 広報室長 佐藤 正治(さとう しょうじ)

広報担当:宮原 康明(みやはら やすあき)

TEL :03-5434-8637
FAX :03-5434-8607

E-Mail: ymiyahar@minebea.co.jp

URL :http://www.minebea.co.jp/

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