2001年
2001年9月27日
ミネベア株式会社
ミネベアが流体軸受搭載型HDD用スピンドルモーターの生産能力を大幅に増強
1)生産能力を月産250万台へ増強
流体軸受搭載型HDD用スピンドルモーターは、客先からの発注が本年7月以降計画を上廻って来ており、9月80万台、10月120万台、11月140万台、12月180万台そして2002年1月以降は月次200万台を超える受注が確定致しました。
一方、ROベアリング搭載型を中心に、ボールベアリング搭載型のHDD用スピンドルモーターも、受注が好調であり、10月以降 月次300万台以上の生産が続く見込みでありますので、2002年1月以降の総生産は月次500万台を超える見通しであります。
流体軸受搭載型HDD用スピンドルモーターは、2001年3月にタイのバンパイン工場内に完成したHDD用スピンドルモーターの新工場*(25,000)で生産しております。その生産能力は、従来月産100万台でありましたが、9月末までに月産150万台、本年末までに月産250万台への能力拡大が完了致します。これに伴う設備投資金額は、37億円であります。
* スペース的には新工場は月産600万台、既存工場は月産400万台、合計月産1,000万台の生産が可能。既存工場の設備投資は完了済み。
2)2001年11月からシーゲート社向け以外の販売を開始
流体軸受搭載型HDD用スピンドルモーターは、現時点では、シーゲート社との契約に従い同社1社だけに販売しておりますが、2001年11月からはシーゲート社以外のHDDメーカーへの販売が可能となります。シーゲート社向けの生産を通して、製造技術、信頼性、および製造コスト面の詰めは終わっており、11月以降、見込み客先への販売活動を積極的に開始致し、更なる拡販・増産を図って参ります。
ミネベアは流体軸受の量産を2000年11月に開始致しましたが、生産を進める中で、他のミネベア製品と同様に、部品をいかに高精度に仕上げるかが流体軸受製造の最大のキーポイントである事が明確になって来ております。ミネベアは、半世紀におよぶミニチュアボールベアリングの製造を通して培った「超精密機械加工技術と大量生産技術」を有しておりますので、流体軸受及び同軸受搭載のHDD用スピンドルモーターは、正にミネベアにふさわしい製品であり、市場での優位性を必ずや確立出来るものと考えております。
以上
ミネベア株式会社 総合企画部広報室
総合企画部長 / 広報室長 佐藤 正治(さとう しょうじ)
広報担当 宮原 康明(みやはら やすあき)
TEL :03-5434-8637
FAX :03-5434-8607
E-Mail :ymiyahar@minebea.co.jp
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