2000年

2000年3月1日

ミネベア、米国シーゲート社とクロスライセンス契約等を締結

＝流体軸受及び同軸受搭載HDD用スピンドルモーター関係＝

2000年3月1日東京： ハードディスク駆動装置（HDD）と関連部品の世界最大のメーカーであるSeagate Technology Inc.(NYSE: SEG/シーゲート社)と小型ボールベアリングやHDD用スピンドルモーターを含む総合精密部品の世界最大のメーカーであるミネベア株式会社(ミネベア社)は、シーゲート社が有する 「最新且つ最先駆的な流体軸受及び同軸受搭載のHDD用スピンドルモーター等」の技術に関し｢クロスライセンス契約｣｢ノウハウライセンス契約｣及び｢製品供給契約｣を締結したと、本日発表しました。

｢クロスライセンス契約｣と｢ノウハウ契約｣は、シーゲート社とミネベア社が、各々独自に、お互いが開発した技術を使用して、流体軸受及び同軸受を搭載したHDD用スピンドルモーターを含む各種モーターの開発・設計・製造・販売を行えるとした契約であります。

又、｢製品供給契約｣は、ミネベア社を、シーゲート社又はミネベア社の設計による流体軸受及び同軸受を使用したHDD用スピンドルモーターを含む各種モーターの、シーゲート社への主要な供給メーカーとすることを定めた契約であります。

シーゲート社のモーター技術担当副社長Gunter Heine氏は、次の様に述べています。
 「シーゲート社の流体軸受は、シーゲート社が先端技術、設計、品質、生産性、及び、コスト競争力のリーダーであることを示しています。HDDは、今後ますます記憶容量の高密度化とノイズの低減化が求められています。モーター技術は、現在及び、将来のHDDの設計において、極めて重要であり、この度の両社の結びつきは、双方に利益をもたらすものであると確信しています。このクロスライセンス契約は、最先端技術によるHDD用スピンドルモーターを適時に且つ適切な価格で市場に送り出す上で賢明な方法であると両社は考えています」

ミネベア社のベアリングとモーターの製造を担当する小原陸郎専務取締役は、次の様に述べています。
 ｢ミネベア社は、世界市場シェア約65％の小型ボールベアリングのトップメーカーでありますが、この度の流体軸受の生産開始により、内製鋼球、又は内製セラミックボール使用のボールベアリング 及び 外輪一体型ROベアリングを含むベアリングのラインアップは完璧なものとなり、精密小型モーターは、いかなるタイプのものでも供給できる体制が整ったと考えております。

ミネベア社は、新たにベアリングのラインアップに加わった流体軸受の生産、同流体軸受を使用したHDD用スピンドルモーターの生産及びその他のモーターの増産の為に、約150億円を投資して、タイのバンパイン工場内に新工場2棟の建設と生産設備の導入を行うことを考えており、第一棟は、流体軸受とHDD用スピンドルモーターの専用工場とし、2000年12月末の完成を見込んでいます。

タイの新工場完成と時期を一にして、ドイツのモーター開発子会社 PMDM＜Precision Motors Deutsche Minebea GmbH /ドイツ、フィーリンゲン シュヴーニンゲン市＞の新社屋が完成しますので、ミネベアのモーター事業の開発・設計・生産・品質・コスト面での競争力は一段と充実されることになります。｣

シーゲート社は、情報の保持、利用、及び管理を可能にする技術と製品を提供する代表的企業であり、必要に応じていつでも、どこでも、また、どのような形ででも情報の入手を可能とする様な最高品質の製品を提供することを使命としております。同社はディスクドライブ、磁気ディスク及び読み書き両用ヘッドの世界最大のメーカーであると同時に、テープドライブの分野でも技術革新を追求し、Enterprise Information Managementソフトウェアの開発においても先導的な役割を果たしています。シーゲト社は世界中に拠点を有し、またワールドワイド・ウェブでもhttp://www.seagate.comにてアクセスできます。又、同社に関するニュース、株式及び金融情報はフリーダイアル877-SEG-NYSE(米国及びカナダ以外の国からは760-704-4368)で入手することが出来ます。

ミネベア社はパソコンをはじめとする情報通信機器や家電製品、航空機、自動車などに不可欠なボールベアリングや各種小型モーター、キーボードなどの総合精密部品メーカーです。世界17ヶ国に35ヶ所の製造拠点、70ヶ所の販売拠点を有しており、最大の製造拠点であるタイ工場を中心に構成部品の加工から組立まで一貫生産を行っており、世界市場向けに販売しております。

本プレスリリースには、Private Securities Litigation Reform Act of 1995（1995年証券訴訟改正法）の「セーフハーバー」条項に準じて作られたシーゲート社の将来の見通 しが含まれています。この将来の見通しは、製品に対する需要の減少、スピンドルモーターの開発・生産能力、及び、シーゲート社が、適宜米国証券取引所に提出する書類に詳しく述べられているリスク等のリスクや不確定な要素を含んでおります。但し、将来の見通 しに含まれるリスクや不確定要素は、これらに限定されるものではありません。実際の業績結果 は、記載の見通しと大きく異なることがあります。

また本プレスリリースの記載内容に含まれるミネベア社の将来の予測には、製品に対する需要減少、流体軸受とスピンドルモーターの開発・生産能力、及び、その他のリスクなどのリスクや不確定な要素が含まれております。但し、将来の予測に含まれるリスクや不確定な要素は、これらに限定されるものではありません。実際の業績結果 は、記載の将来の見通しと大きく異なることがあります。

本プレスリリースに関する問い合わせは、下記までご連絡願います。

お問い合わせ先

ミネベア株式会社　総合企画部広報室

Seagate Technology, Inc. Woody Monroy, Corporate Communications

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