お取引先様とのかかわり 過去掲載分(2021年)
基本的な考え方
ミネベアミツミグループの事業は多くのお取引先様との関係に支えられています。当社グループでは「資材調達基本方針」を定め、これに基づき健全なパートナーシップを築いています。また、サプライチェーンを通じたCSRを推進するため、お取引先様には「ミネベアミツミグループCSR調達ガイドライン」を配布し、理解と協力をお願いしています。
サプライチェーンを通じたCSRの推進に向けて、グローバルなCSR調達の枠組み構築を進めています。
資材調達基本方針(会社情報に移動します)
CSR調達(会社情報に移動します)
CSR調達
ミネベアミツミグループでは、グローバルに事業を展開する上で、サプライチェーン全体でのCSRの推進が重要と考え、2012年3月に、「ミネベアミツミグループ行動規範」を基にした「ミネベアミツミグループCSR調達ガイドライン」を策定し、CSR調達の枠組み構築に取り組んでいます。
調達・物流部門のCSR調達に関する社内教育は、2020年度は国内グループ各社の資材部員250名中、231名が受講いたしました。
また、お取引先様のCSR推進状況を把握することを目的に、「ミネベアミツミグループCSR調達推進自己チェックシート」を策定し、お取引先様に回答をお願いしています。当チェックシートでは、「企業の社会的責任(CSR)推進全般」「労働」「安全衛生」「環境保全」「倫理的経営」の5分野の設問を設け、サプライチェーンにおけるリスクアセスメントを行っています。回答結果はお取引先様に対してフィードバックしているほか、一部取り組みに課題の見られたお取引先様に対しては個別にコミュニケーションを取ることで、取り組み状況を詳細に確認しています。
2020年度はミツミ電機のタイ、マレーシア、フィリピンにある4工場の主要お取引様96社を対象に実施いたしました。
回答率は100%となっております。
ミネベアミツミグループ行動規範(会社情報に移動します)
CSR調達(会社情報に移動します)
お取引先様の選定
ミネベアミツミグループでは、新規に取引を始める際に、お取引先様に対して当社グループの資材調達への考えに賛同いただくとともに、資材調達基本方針を遵守するために新規取引業者の認定基準にのっとった確認を行っています。具体的には、継続的な取引が可能であること、当社グループの製品含有化学物質に関する要領および基準などを遵守できること、「ミネベアミツミグループCSR調達ガイドライン」に賛同できることなどの確認を行い、必要に応じて工場の監査も実施しています。
CSR調達(会社情報に移動します)
下請法への対応
2019年度の下請法研修の様子
ミネベアミツミグループでは、お取引先様と対等、公正な取引関係を築くことを目指し、毎年国内の事業所を対象に下請法に関する自主監査と下請法研修を実施しております。
2020年度は12事業所を対象に自主監査を実施しました。監査により状況の確認を行うとともに改善に努めています。
また、2020年度下請法研修はWEBを利用して1,708名が受講し、全員が理解度テストに合格しております。
グリーン調達
ミネベアミツミグループでは、化学物質に関する各国の法令・規則への対応、お客様の満足度向上や環境負荷物質の削減を目的として、製品含有化学物質に関する要領および基準書を作成・改訂し、お取引先様に対して有害物質を含まない製品(原材料、部品、部材および包装、梱包材料)の提供と、証明書や分析結果報告書などの資料の提出をお願いしています。
グリーン調達(会社情報に移動します)
「責任ある鉱物調達」への対応
2012年8月に米国証券取引委員会にて採択された「金融規制改革法」の開示規則を受け、同法律にて規定されたコンゴ民主共和国および隣接諸国で産出された「紛争鉱物」に対するミネベアミツミグループの考えをまとめ、2012年10月「ミネベアミツミグループ紛争鉱物対応ポリシー」を制定しました。さらに、「ミネベアミツミグループCSR調達ガイドライン」についても「紛争鉱物対応」について追加しました。その後、近年の責任ある鉱物調達に関する社会動向を鑑みて見直しを行い「責任ある鉱物調達」として、紛争およびCSRリスクに関わるタンタル、スズ、タングステン、金、その他コバルト等の鉱物の不使用に向けた取り組みの推進をお取引先様に対して要請しています。
また、お客様からの調査依頼については、引き続き調査用データベースを用いた回答を実施しています。
CSR調達(会社情報に移動します)