2015年

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画像:ISO 26000を活用したCSRの現状分析

(2015年10月掲載)

グローバルにおけるCSRマネジメントの推進

ミネベアグループは、グローバルに事業展開する企業として、積極的かつ継続的なCSRの推進が重要であると考えています。こうした考えの下、2015年度をめどとする中期目標において、「海外拠点を含む、グループ全体でのCSRマネジメント推進」「グローバル・スタンダードにのっとったPDCAマネジメントの高度化」「海外拠点を含む、グループ全体でのCSR浸透活動の推進」を掲げ、グループ全体でのCSRマネジメント推進に取り組んできました。

ISO 26000による現状分析の実施

画像:国内CSRオフィサーとのTV会議でISO 26000を含むCSRの考え方を共有

国内CSRオフィサーとのTV会議でISO 26000を含むCSRの考え方を共有

ミネベアグループでは、グループ全体のCSR推進状況を適切に把握し、今後の活動方針を検討するため、社会的責任の国際規格であるISO 26000に基づく現状分析を2013年度より実施しています。今回の調査では、ISO 26000の定める7つのテーマに加え、「社会的責任の認識および組織全体への統合」について各拠点に確認しています。

2013年度、当社国内拠点において現状分析を行うとともに、それぞれの項目について当社グループに対する重要度を確認しました。2014年度はアジアの主要6拠点にて、現地のCSRオフィサーに対するヒアリングを実施し、8つのテーマに対する各拠点における取り組みの実施状況を調査しました。

※ISO(国際標準化機構)が2010年11月に発行したガイダンス規格。組織の中で社会的責任を実践していくための具体的テーマを、「組織統治」「人権」「労働慣行」「環境」「公正な事業慣行」「消費者課題」「コミュニティへの参画及びコミュニティの発展」の7つにまとめている。

分析結果と今後の取り組み

画像:日本とアジア(6拠点)の評価結果 今回の現状分析の結果、日本およびアジアの各拠点においてCSRの基本的な取り組みが行われていることを確認しました。一方で、アジア拠点の多くで、2013年度に任命したCSRオフィサーを中心に、本社と連携したCSRを体系的に進めることが今後の課題であることが分かりました。

個別の取り組みとしては、「環境」の取り組みなどで、一部の拠点で優れた活動が行われており、拠点間で先進事例を共有していく必要性を確認しました。また、すでに取り組みが進んでいる「サプライチェーンマネジメント」などの分野においても、アジア全体で継続的に取り組みを推進していくことの重要性を共有しました。

今後は、現状分析の範囲を欧米にまで広げ、ヒアリングを通じた確認を進めていくとともに、分析結果を基に、グローバルでのCSR推進戦略を策定し、CSRオフィサーとコミュニケーションしながら、PDCAマネジメントを推進していきます。

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